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大切なことはたいてい面倒くさい

平日の夜に予定を入れたくないが
どうしても完了させなければならない用事があったので仕事終わりの身体に鞭を打ち、なんとか終わらせた。

そのご褒美にサーティーワンを食べて帰ることにしたのが昨夜。


店内に入るとインバウンド客が殺到していて
20時間近というのに店内は大忙し。
それを店員さん一人で捌いている。

一人が喋り終わらぬうちに
もう一人が喋ったり英語だったりと
聞いているこちらがパニックになりそうだが

店員さんはたった一人で
可愛らしい笑顔をキープしたままスムーズに対応していた。


観光客の対応が終わり
最後尾に並んでいた私の番が来る。

彼女を困らせないよう
サイズと種類、カップにするかコーンにするかを簡潔に伝えた。

やはりキラキラの笑顔で
はい!と対応してくれる店員さん。


レジ側へ回ろうとすると
アレルギーをお持ちではないですか?と聞かれた。

持っていないことを伝えると
ぜひ召し上がってみてください!と
新作のアイスをスプーンに一口のせ、差し出してくれる。

試食をさせてくれるのは知っているが
怒涛の客捌きの後にもかかかわらず
それをしてくれる彼女に私は感動した。

いただいたのはこちら。


チーズ!!!!ワインが飲みたくなる。
美味しい。


帰りの車内でストロベリーチーズケーキとチョコミントを食べながら、とくに用事はないけど
明日もご褒美アイスを食べて帰ろうと思った。

それでもしあの店員さんがいたら
「昨日いただいてすごく美味しかったので今日も来ちゃいました」と伝えて、試食したフレーバーを頼むのだ。



そして先ほど無事二日連続で
サーティーワンアイスを食べることができた。

本日のフレーバーは昨日試食したボーノ!クアトロフォルマッジとナッツトゥーユー。

店員さんは昨日の彼女。



アイスをすくってくれているあいだ
勇気を出せ!!!と心の中で
自分の尻を叩きつづけていましたが

話しかけることはおろか、
試食の提案にもなぜか格好つけて
「あ、大丈夫です」と答えてしまい
全然ダメでした。

自己嫌悪のなか
車内でひっそりアイスを完食。



今日もキラキラの笑顔で
アイスをすくってくれた彼女。

私はとても、元気になった。
若さを吸い取るってこんな感じなのかしら…(怖)




彼女からもらった笑顔とキラキラな気持ちを
心の中で眺めつつ、そういえば昔は人との出会いにもっと感動していたなぁと思った。


一期一会の出会いはもちろんだけど
ひょんな事から繋がっていく人との関係性の不思議が楽しくてたまらなかったんだ。

忘れていたなぁ。


人との関わり合いは怖いしめんどうだけど
私が求めているものはその中にしかないのだろう。

なにより、大切なことはたいてい面倒くさいものなのだ。

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