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蝶になるか蛾になるかの生き方の選択

 私はですが、蝶々は好きですが、蛾は苦手です。

 大雑把に言うと、蝶々は昼間居て、蛾は夜に飛んでる。

 日本では、蝶々と蛾を明確に分けますが、フランスやドイツでは区別する言葉がないそうです。

 そもそも、蝶々は進化の過程で、蛾から枝分かれしたとのことです。

 夜間より昼間活動した方が有利だということで、蝶になっていったのでしょうか?

 でも、なぜ蝶々は一般的に好まれるのに、蛾は嫌われるのでしょう。

 まず、蝶々は見た目が綺麗な物が多いし、花という美しいものに寄ってくるというイメージが良いですよね。

 でも、蛾は夜間に街灯に群がったりして、人間にとって夜間の明かりは重要ですから、そこに群がるのが嫌な感じがするのでしょうか。

 見た目も蛾は、色が汚いという人間にとっての勝手な判別です。

 それに、蛾は毒がある種類もいる、というのも悪いイメージをさらに増幅させていますね。

 確かに、毒を持つことで天敵から身を守るという選択を、進化の過程でとったのでしょうが、人間の手にかかれば、すぐに殺虫剤で駆除されてしまいます。

 

 人間の生き方も、闇に隠れてひっそりと暮らすより、昼間に堂々と花の蜜を探せる生き方をした方が良くないですか?

 特に歳をとったら、そういう生き方をしたいと思います。

 追い払われるより、招かれるような生き方の方が良くないですか。

 毒を持って身を護るよりも、天敵に狙われる可能性があっても、生き残って花の蜜を探す生き方がしたいと思います。

 蝶々の見た目の美しさは、何のためでしょう?

 鳥なんかですと、雄が綺麗な羽を持つことで雌の気を引く為のものだったりしますが、

 蝶々はどうですか?

 雄でも雌でも、そう差が無く美しい。

 この見た目の美しさって、やはり人間に嫌われない為のものでしょうか?

 未開の森林にいる蝶々も美しいので、そうは言えないかもしれませんが、人間が暮らす世界で共に暮らすには、見た目の美しさで生き残れたのかも知れません。

 私たちも、特に歳とったら、特に見た目は気にした方が良いと思います。

 蛾と同じような服装をするより、私は綺麗な色の服を選びます。

 もちろん、シミもシワも白髪もあります。

 それを無理に隠さなくても、身綺麗にするだけで充分です。

 不自然な若作りより、明るく、身綺麗にすることが大事です。

 そうすると、何故か人の接し方が変わって、丁寧に扱われるようになります。

 不思議ですが、これは私の経験です。

 

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