極彩色の「鏡獅子」もいいが、自然の中にすっくと立つ後シテ「鏡獅子」これもいい・・・井原野外彫刻ウォークコースVol.10

画像1 平櫛田中「鏡獅子」:田中苑の円型水路の真ん中に鎮座する大作。六代目菊五郎の十八番「春興鏡獅子」を昭和11年に歌舞伎座に25日間毎晩通い毎回場所を変えて観察し、六代目と相談してこの後シテのポーズに決めた。何体も試作を重ねて20年の歳月を費やして完成した。田中苑の「鏡獅子」は完成した石膏原型より鋳造されたもので昭和49年に田中苑に建立された。極彩色の「鏡獅子」もいいが野外彫刻の自然の中にすっくと立つ後シテ「鏡獅子」が私は好きだ。

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