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神様とコラボレーション 7

2023の終わりに書いた続きではないけれど
思い出したことがあるので書いてみよう。

冬の寒い時期だった。
雪がチラチラ降っていた。
私が絶飲食をする前の話。
子供たちと行きたいところがあった。
子供はもう大きくなっていたので
一緒に旅行に行きたいとか言わなくなった。
子供と厳島神社に行きたかった。
広島駅から電車に乗り換えて宮島行きの
フェリー乗り場まで行く時
何度か乗り間違えをした。
母さんは神様の声を聞こえるのなら
全部母さんに任せておけばいいや。
子供がそう思っていたかは定かではないが
何度か乗り間違えをしたので
親の威厳は損なったことだろう。
厳島神社の神様は3人の女の神様だった。
私を案内してくれたのはお姉さんの神様だった。
(この時は聞こえるままそう信じていた)
広い境内をゆっくり声とともに廻った。
厳島神社を出てからは
声に導かれるまま道を行った。
雪が降り寒い中、
子供たちは、もう帰りたいという思いだった。
と思う。
だが、私はとにかく声の導く方に歩いた。
ゆっくり近づいた建物は
なんと、宮島水族館だった。
初めていく水族館だった。
子供たちは驚いた様子だった。
水族館が現れたものだから。
水族館をぐるっと巡り、最後に
子供たちは、足にチューをしてくれる魚の水槽に
足をつけていた。
楽しんでいた様子だった。
私はこの水族館の思い出と、
雪の中に海に浮かぶ厳島神社の大鳥居を
今でも忘れない。

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