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noteのジレンマ

秋になりました。
毎日の会社からの帰り道、秋の虫が鳴いています。金木犀も香り始めました。
ああ、風流。

たしなみがある方なら、和歌でも口ずさんだりするのでしょう。
わが身ひとつの秋にはあらねど…

わたしは1年の内で今くらいの時季が一番好きであり、源氏物語の登場人物だったら確実に秋好中宮です。

秋好中宮は、光源氏に言い寄られて「は?きも」という反応をするところも、いい。

わたしも、光源氏を全然いいと思わないし、彼が結局、最愛の人から出家したいと乞われ、自らも思うような最期を遂げられないのは、プレイボーイに対する紫式部の復讐なんじゃないかなと思っています(ちょっと手ぬるいけど)。

…話がそれました。

最寄り駅で電車を降りて家まで歩く道すがら、せっかくですから虫の声が聞きたいと思います。
でもさっきまで電車の中で聴いていた、耳に心地よい音楽を途中で止めるのは惜しい、というジレンマが生まれるのです。

虫の声が聞きたい
でも音楽も聴きたい。

noteにもジレンマがあります。

最近読んでいる本が面白い為です。

そもそも何故、わたしはフルタイムで仕事なんてしているのでしょう。
24時間の内7時間は眠っているから、1日は残り17時間。
その内8時間、起きている間の実に約半分もの時間を仕事に費やしているなんて、どうかしてるぜわたし。

早く本の続きを読みたい
でも仕事中だから読めない
あ、ようやく昼休みだ、続きを読もうと思う。

でもnoteも書きたい
書きたいし読みたい
書いたnoteのイラストも選びたい
コメントも返したい
というジレンマが生まれるのです。
(noteの誘惑多いな)

本を読みたい
でもnoteも気になる。

このジレンマを如何にせん。

たぶん、定石通りの方法だと「noteに費やす時間を決める」とかなんでしょうけど「わたしの自由時間を自分ルールとかで縛られたくない」というジレンマもありましてね。

ジレンマに次ぐジレンマ。
ジレンマがゲシュタルト崩壊中です。

そんなことをしている間に、短い秋が終わってしまう気がしてなりません。
いつからこんなに秋が短くなってしまったのでしょう。

温暖化め。
文明め。
人間め!

心が乱れます。
たしなみがある方なら、和歌でも口ずさんで鎮めるのでしょう。

月見ればちぢに物こそ悲しけれ…

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