ちびろ

夫と2人で日々穏やかに暮らしています。 子どもを持ちたい気持ちはありません。 生活や…

ちびろ

夫と2人で日々穏やかに暮らしています。 子どもを持ちたい気持ちはありません。 生活や仕事をしている中で感じた諸々を、今は週1回くらいの頻度でnoteにしたためています。 コメントが付くと嬉しくなります。

マガジン

  • わたしの頭の中

    心の中で色々思うことはあれど、実際口に出すのは3%くらい。そんなわたしの頭の中で考えていることを綴りました。

  • 親とか子どもとか

    親とのあれこれとか、子どもを持とうと思っていないことの諸々です。

  • 仕事と職場

    一般職の事務員として働いています。 地味な仕事のなかでも事件は起こる。 社員のほとんどが人見知りの会社で働いていて感じた諸々です。

  • 怒る女

    この世の中、やっぱりおかしい。怒る女は嫌われがちだけど、もう別に嫌われてもいいやと思って書いた諸々です。

  • 小説/ドラマ/商品レビュー

最近の記事

  • 固定された記事

子どもと友だちがいないことを励まされる、けど

わたしには子どもがいません。 友だちも、ごく稀に会う人が1人だけ。 基本的には最愛の夫と 薄ーい付き合いの会社の人と ときどき会う生育家族と ごく狭い人間関係で生きています。 わたしはそのことに対して、基本的に負い目も引け目も哀しみも感じていません(子どもがいないことについては、たまに夫に「ごめんね」と思うけど)。 夫への罪悪感についてはこちら↓ 友だちが実際100人いたら、3日に1回誰かの誕生日パーティーが開催されて身が持たないし、最近A子とB美が揉めてるとか、C

    • 結婚とフォローの相似点について

      すごく面白いnoterさんって、いますでしょ。 なんでこの人、こんなに面白いのにスキの数が少ないのかなと首をかしげてしまうような人。 もっと評価されてもいいのになと思う人(どこから目線?)。 わたしだけ(じゃないけど)のお気に入り、という感じの人。 そういう人にちょこちょこ、コメントという名の愛を送って、返してもらったときの胸の高鳴り。 そのnoterさんがわたしの記事にスキをしてくれたときの、さらにはフォローしていただけたときの心ときめき! 声が出そうになりますよね

      • かわいそう、かどうかは自分で決める

        コロナ禍に学生だったり就職活動していた若者はかわいそうだ、と誰かが言っていました。 かわいそう。 そうでしょうか。 いや、大変だっただろうなとは思います。 きっとわたしの知らない、味わったことのない困難があっただろうなと。 でも「かわいそう」ではないかもしれないと思うのです。 *** かく言うわたしは「あなたは素敵なお母さんを持って幸せね、感謝しないとね」と色々な人に言われながら育ってきました。 確かに母は、面倒見も人当たりもいい、人望の厚い人です。 でも、娘で

        • 子どもぎらい

          かっこいい 素敵 おしゃれ 尊い ファビュラス… 対象の素晴らしさを表現する言葉はあまたあれど、わたしは「かわいい」に勝るものはないと思っています。 例えば「かっこいい」は、減りますよね。 顔に鼻くそがついていたら バナナの皮で無様に躓いたら お腹に肉がついたら かっこいいは確実に、減ります。 でも、かわいいは減らない。 顔に鼻くそがついていても バナナの皮で無様に躓いても お腹に肉がついてきても かわいいは、かわいい。 むしろ、ダメなところや失態が露呈してこ

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        子どもと友だちがいないことを励まされる、けど

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        記事

          人間ぎらい

          わたしは長らく自分のことを 「子どもが苦手」なのだと思ってきました。 やたら見てくるし 触ってくるし ズケズケとものを言うし 急に奇声をあげるし… いいところが見つからない。 でもある日、ふと気付いたのです。 他者に対する遠慮のない人 肩や腕にベタベタ触れてくる人 テリトリーに踏み込んでくる人 罵声や怒声をあげる人 わたしはそれが大人か子どもかに関わらず そういう、人間らしい人間がきらいだ ということに。 *** 子どもというのは、人間社会に出現して日が浅く、総

          人間ぎらい

          「不快な人」にこそヒントがある、かも

          世の中は、不快な人で溢れています。 話し声や笑い声が大き過ぎる人 デリカシーに欠け噂話が過ぎる人 くちゃくちゃ音を立てて物を食べる人 些細なことでイライラしている人 境界線や距離感がバグっている人 なんと不快な、と驚くと同時に、この人は何故このような仕上がりになったのかなと、ときどき考えることがあります。 … かく言うわたしは過干渉で厳しい母を持った為に、禁止事項の多い子ども時代を過ごしました。 あれをしちゃだめ これもだめ 口答えをしてはだめ 反抗的な顔をしてはだ

          「不快な人」にこそヒントがある、かも

          店内が冷房で寒い場合、まずは何か羽織るタイプだ:☑︎

          何か問題が生じたとき、出来る限り自分で何とかしようとするタイプと、人に何とかしてもらおうとするタイプがいますよね。 わたしは、前者です。 例えば、ランチに入ったお店で冷房の風が自分に全当たりしていることに気付いたとき、わたしは何も言わずにバッグからショールやカーディガンを取り出して羽織ります。 何も持っていなかったら… 寒いのを我慢します。 でも世の中にはそういう時、すかさず店員さんを呼び止めて席を替えてもらったり、温度や風向きを調整してもらったりする人も、いますよね

          店内が冷房で寒い場合、まずは何か羽織るタイプだ:☑︎

          事件は、余裕のないときに起こる(ほぼ)。

          母から、愚痴LINEが届きました。 これ、LINEだよね? ロングメール(懐)じゃないよね? と二度見するほどの文量で。 ときどき母からこの手のLINEが届きますが、実家にいたころはこれを直に、それも実況解説さながら捲し立てられ、ぶっ続けで夜中の2時まで…(翌朝寝不足のまま登校)という日もざらだったことを考えると、この程度の長文LINEくらいは生まれてこのかた40年もの間、母の娘を務めあげてきたわたしからすると、余裕のよっちゃんです(夫はチラ見しただけで腰が引けていました

          事件は、余裕のないときに起こる(ほぼ)。

          夜中に書いたラブレターを一瞬でばら撒ける時代に

          夜中に書いたラブレター、それは罪。 思い詰めすぎて、愛を募らせすぎて、想像を膨らませすぎて、普段の飄々とした自分からは想像できぬほどに暴走した果ての事故。 しかしながらそれをしたためている最中に本人が真実に気付くのはほとんど無理というもので、大抵これは力作だ、これを超える名文はあるまい、とうっとりし自画自賛で満面の笑みを浮かべながら眠りにつき、翌朝改めて目を通してみて初めて、その度を越した突っ走りっぷりに気付いて赤面するという経路を辿ります。 その気障で重くてギョッとす

          夜中に書いたラブレターを一瞬でばら撒ける時代に

          甘みから逃げたい(筋斗雲で)

          風邪の治りかけ、どうも空咳だけがちょっと残る…ってときがありますよね。 そういうとき、わたしには決まって薬箱から取り出すものがあります。 龍角散。 それは、銀色の容器いっぱいに入った白い粉であり、付属のちっちゃいスプーンで山盛り1杯、すくって舌の上に乗せ、ゆっくりと溶かすことで喉の繊毛を直接整わせることのできる漢方です。 服用するのに水は要らない。 要るのは、この細かすぎるが故に机の上や唇やTシャツの胸なんかに落としてしまいやすい粉々を、可能な限り溢さずに口の中に入れる

          甘みから逃げたい(筋斗雲で)

          気持ち悪い、から好きの再確認をした。

          風邪が、胃に来ました。 …いいのかな? この表現で。 風邪ウィルスが胃に取り憑いたらしく、この数日、吐き気と切なさと気持ち悪さと戦っていました。 風邪症状というのは全部嫌なものですけれども、頭痛・発熱・鼻水・鼻詰まり・喉の痛み・咳・痰、この辺りのやつで苦しむことはあっても(この辺りのやつも全部来て最後に残ったのが「気持ち悪い」だったのですけれども)気持ち悪い、というのは弱小な子ども時代を過ごしたわたしにとりましても、あまり例を見ない嫌さ加減でした。 気持ち悪いは、すべ

          気持ち悪い、から好きの再確認をした。

          愛とカルピスの濃度について

          夏です。 突然ですが、カルピスって美味しいですよね。 暑い暑い外出から帰って、冷蔵庫にカルピス(原液)があるのを思い出したときの弾む心。 お水でも炭酸でもいい。 割って一口飲んだときの華やぎ。 清少納言がカルピスを知っていたら、枕草子の「心ときめきするもの」の章にカルピスは名を連ねていたのではないか、とさえ思います。 でも、そんな夏の風物詩カルピスも、当然のことながら原液そのままでは甘ったるくて飲めたもんじゃないですよね。 濃いめ、薄め、それぞれ好みはあるとしても。

          愛とカルピスの濃度について

          自己申告制なら、わたしもフェミニスト。

          来客の際、どんなに業務が立て込んでいても女性社員がお茶出しを命じられることに対して納得がいかず、上司に異議申し立てを行ったらこう言われました。 「えーでも、やっぱりお茶は女の子にいれて貰ったほうが美味しいじゃん?」 どこから説明したらいいのか…と脱力したわたしに、上司は後日こんなことを言い放ちました。 「ほら、俺フェミニストだからさぁ」 この人、どの口で言ってるんだろうと思い、ついうっかり真顔で「はぁ?」と口走り、その場の空気を凍らせたわたしは今、40代。 しかしな

          自己申告制なら、わたしもフェミニスト。

          【相談】褒め待ちをされる。すごくされる。

          周りの男たちの、褒め待ちが止まりません。 … まず前提として、わたしの中年期基本理念に 「面白くないときは笑わない」 「思っていないことは言わない」 があることをお伝えしておきます。 若い女カテゴリーに属していた頃によく、笑え笑えと言われていたので、中年となった今、この理念を策定したのはその反動です。 笑ってやるもんか、相手の望んでいるリアクションをしてやるもんか。 悔しかったら面白い話をしてみな、と意識的に上段の構えを崩さないようにしています。 だから、わたしからの

          【相談】褒め待ちをされる。すごくされる。

          うすもや罪悪感の中を、歩いていく。

          たとえば、様々な能力が人より劣ること たとえば、子どもを欲しいと思えないこと たとえば、薄情で怠け者であること 言わなきゃよかった一言を思い出して 伝えればよかったあれこれを思い浮かべて あれは余計だったかな もう一歩踏み込めばよかったかな 電車の乗り換えをしながら あるいは家に帰る道すがら わたしはいつも、うっすらとした罪悪感の中を歩いているような気がします。 その靄は、例えば子どものときに火事の体験の為に乗ったあの車の中よりは薄いけれど、でもすっきりと晴れた山の上

          うすもや罪悪感の中を、歩いていく。

          蕪木さんの日常

          蕪木さんは、いつも笑顔です。 いつのことだったでしょう。 他の人が作るホットサンドよりも、蕪木さんの作るそれが、ちょっとまずいことに気付いたのは。 このまずさは、なんだろう。 *** ここはチェーンのコーヒーショップ。 きっときちんとマニュアルがあって、みんな同じ材料で、同じ手順で作っているはずです。 それなのに、ほんの少しだけど確かに 蕪木さんのはちょっとまずい。 どのへんが「ちょっとまずい」んだろう…とよくよく味わってみたところ、パンの水分が足りていないような

          蕪木さんの日常