病院で尊厳を剥奪された話し
腹腔内膿瘍・腹壁膿瘍
半身麻酔は術後、下半身が麻痺する
「下半身」と言ってもヘソから下ぐらいかな?
具体的には排泄に使う器官や、その周辺の筋肉が麻痺する為、極めて排泄しにくくなる
手術後に看護師達が待機する看護室の隣のある長方形の部屋に連れてこられた
手術が終わった患者だけがいると思われる部屋だった
そこのベッドの上で寝ながら排泄する決まりだった
尿瓶
あと「差し込み便器」という寝ながら排泄出来る形状の便器をもらった
お尻の下に置いて寝ながら排泄する
とてもお腹に激痛がある状態では排泄出来そうにない
腰を浮かして差し込み便器を入れる、その行為自体に激痛がある
大人しくトイレに行ったほうが何十倍も傷に良さそうだった
そもそも身体を起こせない
身体を起こそうとすると激痛が発生する
しかし痛みを我慢すれば起きられる
しかし無理にやるとまだ縫ったばかりだし傷が開く
患者の痛みより傷が開く事を防止したいのだろう
だからトイレには連れて行ってもらえず、寝ながら排泄する
キツいがしょうがない
今日一日、いや、手術後はもう夜だったから
今夜だけの我慢だと思った
しかしそんな甘くなかった
ところで寝ながら大の方の排泄をした経験はあるだろうか?
しかも下半身麻酔で排泄に使う各部位が麻痺した状態で
ベッドの上で排泄など精神的に、とても出来るものではない
精神的にというか深層心理的に出来ない
深層心理=自分でコントロールできない心理
無意識な部分
腸に管が刺さっている為、強い痛みを伴う便意が常に有った
その管から膿を出すという治療法なんだ
どのような痛みかというと
「限界に迫る強烈過ぎる激痛を伴う便意」だった
手術直後(手術終了から1時間以内)は腸を万力で潰されるような耐え難い痛みが一時間続いた
一箇所切られて
ワイヤーで2箇所、腹や腸に穴を開いていて管が通されている
しかしこの痛みは「腸に管を刺している事から来る「腸の痛みを便意と錯覚した痛み」という事が「この後、わかった※」
便意が錯覚なのであって
痛み自体は錯覚ではない
腸の痛みだから痛みの種類が便意と同じ痛みとなって襲いかかってきた
再三言うが、強烈な便意を伴うような強い痛みだ
最悪な種類の痛み
便意のような痛みだから言うまでもないが非常に、いや~~~な痛みだ
我慢したらぶちまけてベッドを便で汚してしまうような予感が常にある
そうなったら生き恥だな
※「このあと、わかった」と言っても医者や看護師に教わってわかったのではない
そもそも一週間絶食している為、普通の便はもう出ない
たった3日程度、絶食するぐらいで腸の中はほぼ空っぽになる
たった3日というが実際絶食してみると
1-3日目は地獄だと感じた
腹は空っぽ、出るとしたら手術による血便か水だろう
この便意と似た痛みが起こる事は同じ症例や似た症例で
医者・看護師達は知ってるはずだが、なぜだかわからないみたいだった
何も対応しない、何も看護しない
それは便意ではないという指摘やアドバイスもない
ナースコールしたら来るだけ
何の役にも立たない
トイレにでも連れて行ってくれればいいが・・
地域の中では大病院の類だが、とてつもないヤブな病院だと感じた
それで一体、何を看護するんだ?と
ではこの便意に似た痛覚の錯覚の為に何をするか?というと・・・
妙な差し込み型の便器の為に
腰をあげ、無茶な姿勢で何時間も便器と格闘
腰を浮かしてないと便がお尻や腰につきそうだから
ずううううううううううううううっと足を大きく広げ、腰を浮かしている状態になる
健常状態の時ではなく、手術して腹筋を切られた状態の身体で腰を浮かしている状態になる
腰を浮かしてないと便がお尻や腰につきそうだから
ずううううううううううううううっと腰を浮かしている
体位・姿勢を変え、あの手この手で便器と便意と格闘する事になった
何時間も
しかもカーテン開けっ放しの状態で・・・
下半身丸出し、足を大きく開き、腰を浮かせ丸見え状態
ちなみに手術後に激痛がひどく痛みを訴えすぎた為
「もうこの患者がナースコールしても相手しなくていい」
と問題患者と見なされ看護師達に俺がいる前で、執刀医=主治医が言っていた為、ナースコールはもう出来なくなった
看護師が集まる看護室からも丸見えの状態
何時間もこの格闘を一人でやっていた
色々な意味で地獄の時間だから時間感覚も狂う
一分が一時間にも感じる
スマホも時計もない為、どのぐらい格闘していたか?時間を見てないが
一時間以上は確実にやっていたはず
体感的には三時間ぐらいやってた気がする
しかも術後の激痛があるのに
最初に書いた通り、傷が開くからトイレに行かせてもらえないわけだが
当然、こんな格闘を差し込み便器と何時間もするよりも
大人しくトイレに行ったほうが切開した傷に対し遥かに優しい
こんな姿勢でこんな妙な姿勢で妙な運動を何時間も手術後にしたら、普通に傷が開くだろう
この便器との格闘で・・・
トイレに行くよりも1000倍以上、傷が開きやすいような運動をするハメになった
この後、激痛に耐え何時間も格闘し
恥と痛みに耐えかねナースコールをしたら、これまでで一番優しい看護師がたまたま来て
最終的には車椅子に乗せてもらってトイレに行った
ちなみに結果は出なかったが
大は出ないが小は出て
座っているだけで楽だった精神的にも・・
手術前、入院中の看護師は9割優しい看護師達だったが
一番肝心な手術後の看護師はみんなクソだった
看護師は性格が悪いというが、それの通りのクソ看護師達だった
しかしこの最後の最後でナースコールをした時は優しい看護師が来てくれて
トイレに連れて行ってもらうようにダメ元で言ったら、許可されて
車椅子に乗るのを手伝ってもらい、トイレにいった
トイレに30分ぐらいいたが、この方が、大を漏らしてしまう生き恥のプレッシャーから解放される為、ずっと楽だった
本当に大袈裟ではなく100倍ぐらい楽で痛みも和らいだ(手術から時間が経過したからなどの要因も関係するかもしれない
この病気に関しての看護のノウハウが全くなっていなかった
世界初の症例なら、この苦しみが想定外なのは当然だが
よくある病気らしく
だが、全くこの状態になる事が想定されてない感じだった
患者の痛み・尊厳・苦しみ、手術後に延々と続く便意の苦しみが
術後に起こる事などがまるで想定されていなかった事が不思議だった
医療レベルとはこんなもんなのか?
ただ斬って縫う行為だけを進化させたのを医療と呼んでいるのか?
余談だが医療保険問題で有名な米国では患者の痛みを重視し患者がオピオイド鎮痛薬による中毒になってしまうのだという・・・
米国は痛みを重視しすぎて問題が起こる
日本はその逆なんじゃないかな?
ホスピス施設、終末医療では痛みや苦しみは重視されるんだと思うけどね
術後に何が起こるのか想定した看護をやれよ・・・
あまりに頭に来ていた為
この件を病院のレビューに書こうとした
嘘偽りなき事実だし
グーグルか
グーグルじゃないかもしれない
グーグルのレビューは長くても5-6行に留めておくべきで
それ以上だとレビューを書く側がおかしく思われる
しかし病院レビューサイトには注意書きがあり
「レビューは患者の恨みを晴らす場所ではありません
外科医がやる気を失うから苦情は書かないでください
どうしてもやりたいなら医療起訴起こせ」
みたいな事が書いてあった
レビューでマイナスな事書いちゃいけないって何の為のレビューだよw
悪い事、良い事、双方あってレビューだろう?
良いことだけを書いてどう何の役に立つんだよ?
医師の自信や糧?
これも含めて、この偏った妙な医療レベルは何なんなんだ?
苦しみや痛みに対する医療がまるでなっていない
終末医療なら発達しているのかもしれないが・・
このレビューサイトの方針を見ても、医療、病院業界は相当、甘やかされている
レストランなどは普通に批評に晒され磨かれているというのに
医療従事者とは普通の労働者ではなく
患者の死・痛み・苦しみに関わる重大な仕事をするのが医療従事者のはずだ
それゆえに給料も普通より高い
まあ日本は他の業種が安すぎなんだろうけど
にも関わらず他の業種と比べると何倍も甘やかされている
患者の話を軽視し患者の話をほとんど聞かないから、どう看護していいかわからず、術後に何をして良いか?微妙にわかっていない感があった
サイコパスが多い職種と言われるのはそのためか?
まあ医者はクソで、執刀医はクソ中のクソだった
人の話を一切聞かない感じ
ただ麻酔医は悪い人間に見えなかった
看護師も8割、85%はいいやつばかりだったからアレだが
一部とんでもないカスがいた・・
後で清書・編集するが
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