意味不明珍奇不可思議謎短歌 ~種明かし編~

先日の「謎短歌」の種明かしをします。

実はこれらの短歌は、某氏のつくった短歌風回文を、できるだけ意味が通るように、より短歌らしくなるようにブラッシュアップしたものでした。

元になった回文は以下の通りです。

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熱が九度 いまは昼でも気勢ない 咳も出る日は毎度九月ね

湧いた蜜出ていた蜜め乾かぬか 若芽摘みたい手で摘みたいわ

活けし花とおいしい木の実とキスが好き 富の恋しい大人は死刑

中野区電子メタノール眼科医は腐敗カンガルーのため死んでくのかな

いたづらは毎春ひとつ課題制 蛇蝎と蛭はいま腹伝い

四角い手でなくまあるい手で泣く泣く撫でている 甘く撫でていく下肢

杭が目に刺さる鵜の王 らしくなく白魚の煩さに目がいく

通るなと鷹が目付きし覆う空 雄々しき爪がカタと鳴る音

蓋を閉め冬気詰まりの妻と子と松海苔まづき夕飯を堪ふ

"Nana, non, if you ...?" 問いかけだとは知らぬらし「は?」とだけ回答湯布院のナナ

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なお、この取り組みには続きがある模様です。

現在鋭意作業中ですので、詳細の発表は気長にお待ちください。

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