鼻毛

雨かあ、
と、雨の日は心が少しめげることが多いのですが、
この頃の雨は歓迎しております。
花粉の飛散量が少なくなるから、
というとても単純な理由からでございます。
花粉症への恐れが苦笑いしてしまうほどひどく、
雨の日はどうでもないのですが、
晴れで風が比較的吹いている日などは、
視界が薄黄色に見えてしまうときもございます。
思い込みと恐れがそうさせているところは多分にあるのでしょうが、
意識の効力は絶大でございます。
止まらないくしゃみと、
止まらない鼻水と、
常に痒い目頭と、
顔周りが悲惨な状況。
花粉に関連して、
最近の悩みの一つが、
鼻毛の処理についてでございます。
定期的に処理をしておりますが、
花粉の時期になりますと、
どうにも直接鼻の中に侵入してくるのではないか、
そんな恐怖感が拭えず、
処理を躊躇ってしまうことがあります。
最も歓迎されない侵入者なのですが、
いくら拒もうとも、
無断で入ってくることをやめないので、
幾重にも門をこしらえて、
セキュリティ万全の豪邸のようにしてしまおうか、
恐怖がピークに達したときは思うのですが、
少し冷静になって、
いつも結局処理をしております。
エチケット。
つい先日仕入れました情報ですが、
鼻に塗るだけで花粉の侵入を防いでくれる、
番犬のように頼もしい薬が存在するようで、
今年は一度それにお世話になってみようか、
少しばかり考えております。
とはいえ、
鼻からの侵入を防いだところで、
目と喉はやられっぱなしになるので、
軽い慰め程度にしかならないような気もいたしますが。
もやもやと花粉のことについて、
四六時中考えさせられております今日この頃でございます。