見出し画像

I love you, my boy

いつも彼女より一時間以上早く眠ってしまう僕ですが、
夜中に目を覚ますと、
必ずと言って良いほどに、
kittyは僕たちの間で身体を目一杯伸ばしているか、
限りなく丸く縮こまっているかしております。
くんかくんかしながら、
ここにいれてくれ、
そのような合図を彼女に送って、
お布団の中に潜り込んで来ているのでしょう。
みゃお
そう鳴いて意思を示さずに、
くんかくんか嗅ぐ仕草を静かに見せてくるあたり、
控えめで空気を大きく揺らさない、
愛おしく感じずにはいられない性格でございます。
抱っこされているときも、
もう降りたいな、
降りてリラックスしたい場所のほうに首をぐるとん向けるだけで、
抱っこされている状態を、
無理やりに解こうとはいたしません。
You should go whenever you want to
彼女も僕も、
kittyの自由を尊重しておりますが、
kittyも、
僕たちの抱っこしたいという気持ちを尊重してくれているのでしょうか。
もっと抱っこしていたくなっちゃいますね。
そんなkittyを、先週末、
ベッドの上でコーヒーを飲みながら抱っこしていたのですが、
あるタイミングで、
お布団の中に潜り込みたくなったようで、
じーと眺めていたお布団を持ち上げて、
入り口を作ってあげたところ、
そろそろと慎重に入っていきました。
Oh baby
kittyの一挙手一投足に可愛さを感じずにいられない彼女がぽつり。
お布団の中に潜り込んだのは良いものの、
どこを寛ぎスポットとするか決めあぐねていたのでしょう。
後ろ足を僕の足の間に、
前足を彼女の足の間に、
ちょうど僕たちの架け橋になるようにして、
しばらくきょろきょろしながら固まっておりました。
どこに落ち着くのか、
kittyの下す選択を僕たちは固唾を飲んで見守っておりましたが、
Sweet boy
と、彼女の感嘆の声。
kittyが選んだのは、
彼女と僕の間の小さな隙間でございました。
三者ともに幸せなひととき。
生きていると、
誰かの目線を見落としがちだな、
そう反省することもありますが、
時間をかけてでも、
視野の広い選択ができる人になりたいな、
そう考えるきっかけをkittyにもらいました。
kittyの選択は、
自分が幸せになる選択をして、
それが周りを幸せにしてしまう、
無邪気で魅力的なものだったのかもしれませんが。
I love you, my boy
本日も数えきれないくらい口にしていることでしょう。

少しでも良いなと感じていただけたなら幸いです。 Instagram : clemandhiro こちらもどうぞよろしくお願いいたします。