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ベスト

kittyを膝の上に乗せますと、
ずっとそこにいたかのようにすぐに馴染んでしまいます。
人をダメにするソファ、
からだにフィットするソファ、等々、
座ると途端に馴染んでふにゃんとなってしまうソファがありますが、
kittyにとってのそれが、
彼女の腕の中、
あるいは、僕の膝の上、
その二つなのではないだろうか、
なんて期待を込めて推測しております。
猫はもともと軟体動物のごとく、
身体がしなやかで骨の存在を微塵も感じさせない生き物ですが、
彼女の上での中、僕の膝の上にいるときのkittyは、
無重力空間に放たれた水のように、
ふわりと漂うように脱力してしまいます。
警戒心の欠片もなく、
信用されているのを感じられて、
大変嬉しい限りではございますので、
一度ふにゃりとなられてしまいますと、
kittyが再び動くまで、
こちらとしましては、
動けない状態が続きますので、
この先五分以上は動かないぞ、
そのようなときにしか乗せられません。
妨害したくないですからね。
どこでも寝られる人、
僕もその一人のように思いますが、
kittyのそのポテンシャルに比べますと、
初心者でしかないのかなと思わされます。
例えば上記の二つの場所はもちろんとして、
パソコンの上、椅子の上、机の上、お腹の上、等々、
あらゆる場所で寝れてしまいますので。
それも数秒で。
僕が眠れる環境を思い返して、
安心、リラックスできる環境で特に眠れることを考慮しますと、
kittyにとって家の中どこもが、
そのような環境であるのだろうと思うと、
ほっとする部分もございます。
ですが、以前から彼女が言っているように、
彼女、または、僕が帰宅したときの、
kittyの切実過ぎる、
みゃーお
を聞きますと、
寂しさを和らげるためにも、
兄弟姉妹がいたほうが良いのだろうか、
とも思います。
kittyにとってのベストはkittyにしか分かりませんし、
kittyは僕たちの使う言葉を発することができませんので、
どうにかしてkittyの気持ちを察することしかできませんが、
可能な限り察して、
kittyのベストな環境の手助けをしたいなと思います。
言葉を介在しないコミュニケーションは、
とことん追求して伸ばすべきところのようですね。
大切にしたいところでございます。

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