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日常非日常  オーストラリア人の彼女と、猫と、僕と°

口からちょろっとはみ出した舌は、kittyにとっては違和感のかけらもない普通なのかもしれませんが、見ている僕たちからしますと、おかしみのある非日常で、頬が緩むばかりでございます。

人間の舌より多くの役割のある猫の舌かと思いますので、いつも収まっている口の中からはみ出していると、いくらかの違和感を感じて、中に収めなおしても良さそうなものですが、そう思うのも人間の僕だからだけなのでしょうかね、kittyにとっては舌が中に収まっていようとなかろうと、どちらでも変わりはないのでしょう。

ソファでくつろぐkittyの隣に座って、kittyが舐めてきてくれますと、できる限り動かないように努めるのですが、ざらりと独特な舌の感触が、冬の乾燥しがちな肌には痛く感じることがしばしばで、申し訳なさを抱きながら、爪あたりをkittyの舌に近づけます。

爪は滑らか過ぎるのか、少しばかり舐めると、肌をもう一度舐めようとしてきますが、僕もkittyの顔の動きに合わせて爪を差し出すわけで、ちょっとした遊び。

僕が遊びをやめて肌を舐めてもらうときもあれば、kittyが遊びをやめて眠りに就くときもございます。

kittyが眠れば、お礼代わりのpats。kittyの背中をゆっくりと。

kittyとの日常は、どこか非日常な楽しさがところどころに散りばめられているようで、日常、非日常をゆったーりと行き来しているような感覚。

生きることに対してのバランス、この絶妙さがkittyを愛さずにはいられない理由の一つでございます。

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