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そうしよう

彼女が飲み会でいない夜などは、
僕は先に寝ているのですが、
kittyは、
僕とともに寝ているとき、
または、
彼女の帰りを外を見ながら待っているとき、
二通りがありまして、
先日は、
後者でございました。
前者の場合、
静かに帰ってきてくれる彼女のおかげで、
目を覚ますことはないのですが、
後者の場合、
kittyは深夜など関係なく、
みゃーお
と、元気いっぱいおかえりの挨拶をしますので、
目を覚ましてしまいます。
彼女のドアを開ける音、
廊下を歩く音、
シャワーを浴びる音、
なによりも大きく響く声でございますので。
僕は一度トイレに起きて、
彼女のおかえりを言って、
すぐさま寝る体勢に戻るのですが、
kittyの興奮は治らないようで、
すったらすったらと家中を走り回ることもしばしばでございます。
そうなりますと、
kittyの走り回る音を始めとして、
さまざまな音が気になり出しまして、
なかなか眠りに戻れないこともございます。
こんなに音が気になっていただろうか、
眠りに戻れなくても戻れない頭で、
そんなことを考えながら、
一度深呼吸をして、
眠たい、眠たい、眠たい、
なんて頭の中で唱え始めるわけでございます。
「眠たい」意外に考えが及び始めますと、
だんだんと覚醒してしいってしまいますので、
雑念を押し払うようにして、
眠たい、眠たい、眠たい。
気づくと朝を迎えております。
ですが、毎度のことながら、
「眠たい」と唱え始めてから、
眠りに落ちるまでの境目には、
なんの繋がりも思い出せず、
ただ暗闇の中にぼとんと沈んでいくような感覚が、
頭に残っているのみでございます。
そんな状態で良い夢なんて見られないもので、
まだ眠っていたいな、
そんな気持ちを一日中抱えることになってしまいます。
深夜の二度寝は朝の二度寝よりも暗いものでございます。
kittyの興奮は理解できるものでございますので、
とても自然なものとして受け入れておりますが、
できるなら、
僕が起きている間に、
kittyと二人でしっかりと遊んで、
ともにぐてーと疲れて眠る、
それくらいがベターなのかもしれませんね。
今、思いました。
うん、そうしよう。

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