ミステリー
昨夜、kittyが今まで一度も潜り込んだことのなかった1人掛けソファの下へ亀のようにのしのしぐいぐい隠れまして、新たなお気に入りスポットかな、なんて彼女と楽しんでおりましたが、2週間ほどでしょうか、彼女の腕時計が消失するというミステリーを演じさせられていたのですが、それが、その終幕だとは朝が来るまで知りませんでした。
ミステリーの始まりは、2週間ほど前の朝、寝ぼけ眼でリビングにやってまいりました彼女が、腕時計をどこかで見ていないか、そう尋ねてきまして、見ていないね、そう答えながら鞄や机の下等々を床を這いながら見回り始めたところでございます。
彼女の記憶の中の腕時計の在り処は、シャワーを浴びる前に外したとのことで、ドライヤーの近くだったのですが、バスタオル等をひっくり返しても現れず諦め。
その翌日、僕は休日の予定だったので、明日掃除するからどこかに見つかるんじゃない、ということで、その日の腕時計探しは終了。
翌朝、家中の床は箒で掃きまして、彼女の普段の行動を思い返しながら、考えられる在り処を探してみるものの見つからず。
職場では?
そんな気持ちも頭の片隅に抱きながら、落ち着いたら新しいもの買いに行こうか、そう提案。
それから、時間というものはあっという間に過ぎるもので、2週間。
朝起きてリビングに行くと、1人掛けソファの下に、ぴろんとはみ出る腕時計。
見たはずなんだけどな、そう思いつつ、拾い上げて、正常に動作していることを確認。
とことこと近くに来たkittyを抱き上げて、見つかったことを報告。そして、good jobと額をかりかり。
名探偵kittyは、微かに残る大好きな彼女の匂いを1人掛けソファの下に感じたのでしょうかね。
彼女が起きて来るのを2人でわくわく待ちまして、ふぁーと大きな伸びを見せながら現れた彼女に腕時計をびしっと。
Oh where did you find it?
との驚きの問いに、kittyを高く高く抱き上げておきました。
職場では?そう思った僕に、新しいものを買いに行こうかと提案した僕に、kittyはこれからも良いアドバイスを示唆してくれるのではないかと思うわけでございまして、ミステリーに巻き込まれたときには、kittyをまずは頼りにしたいと思います。
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