good morning
寝室のカーテンを、
朝陽が顔に直接当たるように、
少しばかり開けたままで眠るのが、
彼女のスタイルでございます。
朝陽がどれだけ当たろうとも、
彼女はそんなにすぐに眠りから覚めませんが、
アラームで起こされたときに、
朝陽が当たっている具合が、
真暗な空間で起きるよりも、
よっぽど良いのだそうでございます。
こだわり。
彼女の瞳は青色でございますので、
一般的に日本人が持ちます、
黒から茶のどこかに位置する色よりも、
陽光に弱いところがあるようでございます。
どれくらい弱いのか、
そこは僕には分かりかねますが、
目を細めるほどでもないけれど少し眩しいかな、
という程度の陽光は、
彼女にとって目を細めないと痛い、
そのくらいの強さになるようでございます。
ですので、
朝陽が直接顔に当たるのは、
痛みを伴うものなのではないか、
僕はそう思うのですが、
彼女はその微かな痛みよりも、
朝は朝陽がないと始まらない、
そのような信条に重きを置いているよう。
そんな彼女のもとですくすく育ち、
いまだにbaby boyながらも、
小さな自立心を持つkittyは、
太陽が燦々と輝くうつくしい朝には、
潜り込んでいたベッドから出た途端に、
太陽が差し込む場所へと走って行き、
その下でまただらんとくつろぎ始めます。
その場所がどれだけ彼女から離れていようとも、
そのときばかりは意に介さず、
陽光を浴びに行ってしまいます。
猫にとって日光浴は、
健康上欠かせないもののようですが、
彼女にぴたっとくっつき回って離れないkittyの、
そんな珍しい姿を見ると、
本能の強さを垣間見ているような気がして、
面白いなと感じずにはいられません。
このところ日曜日の朝は、
雲一つないようなうつくしい朝が多いようで、
彼らよりも先に起きて、
一人の朝を楽しんだ後、
彼らがそれぞれの陽光を楽しんでいる姿を見ながら、
good morning
と、朝の挨拶を交わすのは、
僕の日曜日としてうつくしく、
心はずむものとして存在しております。
また来週も、
そのような朝を迎えたいですね。
心から。
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