尊重
椅子に腰掛けたとき、kittyがとことこと近くにやって来てくれますと、抱き上げずにはいられない僕でございますが、そこにはいつも少しばかりの後悔がございます。
kittyのかわいらしさに、どうしようもなく手が伸びてしまうのですが、伸びた後のことがいつも頭にないのでございます。
ですので、無意識の欲求に任せて、kittyは腕の中にやって来るのですが、少しして、kittyがとろけ始める頃には、僕は席を立つか、座った状態でも、なにかをしなければならないときが。
かわいらしくとろけごろごろと鳴らしているkittyに申し訳なくなります。
抱き上げられて、ごろごろ気持ちの良いところを、心ゆくまで堪能することができないわけでございますからね。
途中でkittyを腕から下ろしてしまいますと、ごろごろ鳴らすのは悪いことなのかな、そのようにkittyが思ってしまう可能性もございますので、気持ちばかりの30秒延長抱っこをするのですが、果たしてその効果はどうなのでしょうか。
人間と人間の関係でも、小さな積み重ねが思いもよらぬ出来事を引き起こしかねないので、ともに暮らすkittyに対して、ネガティブな積み重ねはできるだけしたくないのですよね。
kittyに相手だと、共通の言葉で解決の糸口を見出せないからそう思っているのでしょうかね。
人間関係にも言えますが、「尊重」のその程度というものは本当に複雑でございます。
「好意」と「尊重」のバランス。
面白いですね。
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