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【case by 家事代行①❣️ 片付けられない人の救急箱】

いつもお立ち寄りくださりありがとうございます😊✨✨


こんな(どんな?😁)私の
ある時の姿は
家事代行キャスト✨✨

そろそろ6年目に入ります。

家庭の数だけ、
家事代行のテーマとニーズ
がある‼️

と感じて。


こんな使い方があるのね♪
という、
ちょっと目からウロコな
オムニバス形式の小さな物語を綴ってみました。

実際にあるご依頼の内容に
すこーしフィクションを織り交ぜお送りします。

*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*

《友達welcome!》

*瑛子さんの葛藤*

「行ってきますっ!」
今日も子供達は
ギリギリの時間に
何とか登校していった。

息つく暇もなく、
私も出勤する準備をする。

頭、痛っ…
昨日寝る前、ちょっと飲みすぎちゃったかな。

テーブルには、
500㎖のチューハイの缶が数本。

いつのだっけ?
昨日は確か2本飲んだんだよな。

バタバタ支度をしながら、
おぼろげに考える。

さっき小1の末っ子とした会話を思い出す。

「ねぇ、ママ。お友達が遊びにきたいって言ってるけど、いつになったら呼んでいいの?ねー。」

「あー、また、今度ね。」

何度も繰り返されているこの会話。
もう、
ちゃんと返事をする気にもならなくなった。

わかってるんだよ、ママも。


おっと。

床に落ちている学校のプリント、
薬の袋、
買い物したものが入ったままのビニール袋。

おまけに猫の毛が、
歩くとすぐ靴下にびっしりついてくる。

つまづいたり、
滑ったりするのは、
日常茶飯事だ。


片付けしたいけど、
できない。

ごめんね、子供達。

ママもわかってるんだよ。
ダメなママだってことも。
こんな家じゃ、
友達、呼べないよね。


仕事辞めたら、
片付けできるかもしれない。

子供達が大きくなったら、
片付けできるかもしれない。

いろんな、〜したらがあるけど、

今はムリ。

でも、
子供達が喜ぶ顔だって
やっぱり、見たい。


*トレンド*

そろそろ年末も近づき、
テレビでは大掃除をテーマに取り上げている。

その中でこんなワードが耳に飛び込んできた。

「家事代行」

日常のお掃除や年末のお掃除をお受けします…か。

家事代行キャスト=ちょっと前までは家政婦さんって言ってたけど、
それが主人公のドラマが流行ってたっけ。

一回だけ、
依頼してみる?

一回だけ。

*初めて会う家事代行キャストさん*

そりゃ、こんな状況の家、
あんまりないよね💦

キャストさんの顔色を伺う…。

でもキャストさんは、
ひと通り
掃除して欲しい箇所を伝えると、
苦い顔ひとつせず、

いや、それどころか、
柔らかい穏やかな顔で、
片付けを始めてくれた。

みるみる山になっていた、
空き段ボールや、
プリント、
洗い物の食器、
洗濯物、

ありとあらゆる山
小さくしていってくれた。

え、すごい。
自分の家じゃないみたい。

傍で見守りながら、
私も自分のデスクを
片付けてみる。

家中、全部片付くまでは、
少し回数を重ねないといけないけれど、
見えなかった希望が見えてきた。

「もしかしたら、友達呼べるかもしれない。」


「come on友達、だ」

いや、この少々散らかっている状態だって、
昨日から比べたら
ぜんぜん綺麗だし、
我が家らしい。

それから
キャストさんは、
我が家の
散らかった山の中から、
たくさんの無くしたものも
見つけ出してくれた。


診察券、家のカギ、学校のプリント、その他etc…。

もうひとつ、
今まで見えなかった

終わりのない
積み重なっていく家事の
小さな出口を見つけてもらった気がした。

そして、
キャストさんは穏やかな顔で、
3時間の作業を終えて帰っていった。

*・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。. .。.:*・゜゚・*


今後も思いついたら
オムニバスの続編アップしていきます😊

どうぞよろしく✨✨😊

最後までお付き合いくださりありがとうございました😊




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