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容姿は確かに大事かもしれないけど

こんにちは。最近、大きく報じられている「容姿いじり」の問題。過去の経験も含めて、何かお話できればと思います。センシティブな話題なので、辛かったらすぐに画面を閉じてください。

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私は昔、いじめられていました。いや、正確に言うと、クラスで避けられ、バイ菌扱いされ、ここに書くことができないような暴言を吐かれたことがあります。

その時期は、私の人生の中では暗黒期とも言える時代でした。主に、私の言動やネガティブな性格(当時の話。今では、少しずつではありますがポジティブになってきています)を切り取ってなんやかんや言われていましたが、それがエスカレートして「ブス」と言われたことがあります。

確かに、その発言した人から見たら私はブスだったのかもしれません。ですが、流石に「それは聞き捨てならない」と感じ、思わずこう言い返してしまいました。「いつも思ってたんだけどさ、だったら何?ブスだったとして、それの何が悪いの?」と。

そして、続けました。「私の顔がこうなっているからって、何かあなたが生きづらくなるような迷惑をかけた?それで、あなたを精神的に傷つけた?そういうことはないんでしょう?何でもかんでも好き勝手に言ってケチをつければいいってわけじゃないでしょう。」

極め付けには、「そんなにうるさく言うなら、私をキレイにするのを手伝ってくれるわけ?そうでもないのに、勝手に人の顔を憂さ晴らしに使わないで」と言ってしまいました。

今から思えば、随分な言いようなのは間違いないですが、当時の私は幼く、思いやりにも欠けており、カッとなって反論してしまったのです。

結果的には、私を「ブス」と罵った子はそれ以上何も言えなくなり、お互いに謝罪と和解をして平和的に終わりました。

その騒動以降、「コイツは怒らせたらヤバい」と思われたのか、直接悪口を言ってくる人はいなくなりましたが、誰かが容姿のことで馬鹿にしたり、イジっている姿を見ると胸糞悪いな、とより強く感じるようになりました。

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容姿と言っても、顔の美醜や体型のことだけではありません。身長なども含めてこれらは、誰かが適当にイジっていい材料ではない、と私は考えます。

オリンピックの開会式・閉会式演出統括だった佐々木宏氏の一連の発言が物議を醸していますよね。ダジャレだとしても面白くないし、傷つく人がいるし、そんなことしても顰蹙を買うだけではないでしょうか。

この件に関しては、情報漏洩させた関係者もどうかとは思っていますが、それは別のところで話すとして。

この騒動をきっかけに、「容姿いじり」はよくない、と広まりつつありますが、私は今でも見かけます。「男のくせにチビ」とか、長身の女の子に対して、「おまえ、巨人じゃん」とかそんな類いのイジリ。

全くもって不愉快でしかありませんでした。

これをひとつのきっかけとして、自分の言動を見直し、価値観を時代に合わせてアップデートしていくことは必要だと考えます。

また、過去にやってしまったことは仕方がないとしても、以後は同じことを繰り返さないように私たち個々人が心がけることが大切ではないでしょうか?

どんな顔、どんな体型の人もそれで嘲笑われることは許されないことです。そして、それを傍観することも同じく許されないことです。

「痩せたら可愛いのに」なども、同じです。
他人の容姿に関して、必要以上に言及しない方がいいと思います。そういう社会が、外見至上主義を助長することになるかもしれないですから。

本人がネタにしている場合は、それを受け止めればいいですが、外野が勝手に笑いのネタにするものではない、と考えます。それよりも、内面を磨いてもっともっと人間的に深い魅力をつけたほうがいいと思うのですが、どうなんでしょうか。

長かったですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。外見にコンプレックスを持つ人が、少しでも減るように。また、誰かが無闇に傷つかなくていいように。その願いを込めて、筆を執りました。



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