自己紹介|はじめてのnote
初めまして、動画編集の仕事をしている『うつどう』と申します。
主にYouTubeや広告動画、PV動画などの編集をしています。
私は前職で二度うつ病になり、2024年2月に18年務めた会社を退職し
現在は動画編集者としてフリーランスになりました。
1.うつ病になるまで
元々人と話すのが苦手だったので、接客業など人と会話をすることが多い職業は向いていないと思い選んだのが製造業でした。
製造業というと黙々と一人で作業をこなすというイメージだったので、自分に合っているのではと思いました。
ところが実際に就職して配属されたのが品質管理部門で、社内はもちろんお客様とも頻繁にコミュニケーションを取りながら仕事をしなければいけない部署でした。
しんどいと思うことが何度もあり、辞めたいと思うこともしょっちゅうでしたが、特にこれといったスキルは持っておらず、特別やりたいということがあるわけでもない自分が今の会社を辞めた所で、結局また似たような仕事について同じことを繰り返すだけだと思い、辛くても仕事と割り切って自分の気持ちに蓋をしながら続けていました。
日々の仕事にストレスを感じ、また仕事も徐々に増えていき定時で帰れることは皆無。残業(定時は17時30分)で21時を過ぎるのは当たり前。日付が変わるまで仕事をすることもよくありました。
仕事を終えて帰宅したらご飯を食べてお風呂に入って寝るだけ。
結婚して子供ができてからもそんな毎日で、家族とろくに会話もできない日々。
土曜はほぼ休日出勤。さすがに日曜だけは休んでいましたが、疲れて何もする気が起きずゴロゴロして過ごすのがほとんど。
そしてそんな毎日を過ごしていた入社9年目のある日、仕事で犯した自分のミスがきっかけで、精神が崩壊してしまいました。
それまでも何か会社で良くないことが起きると「自分のせいだ…」「自分が悪いんだ…」と自分が関与していないことにまで責任を感じ、自分を責めるようになっていました。
そんな中で犯してしまった自分のミス。
思考が停止し、何も考えられない。
呼吸が苦しい。
悲しくないのに涙が止まらない。
横になったまま動けない。
食事ものどを通らない。
そんな状態になっており、最終的に体重は10キロ落ち、十二指腸潰瘍にもなりました。
2.二度目のうつ病
一度目のうつ病発症後、2か月ほど休んだのち復帰し、心療内科に通院しながら仕事をしていました。
正直、まだまだ復帰できる状態ではなかったですが、「働かないことは悪いこと」という思考がどうしても働いてしまうため、逆にあれこれ考えてしまいストレスを感じてしまったので、少し無理をして復帰しました。
復帰後は品質管理部門から製造部門へ部署を変更してもらい、自分にとってストレスがかかりにくい仕事に就くことになりました。
なのでしばらくすると体調も良くなり、2年ほど経ったころには通院しなくても済むようになりました。
しかし、新しい部署の同僚は仕事に対してやる気がなく、問題が起きても他人任せ。私は部門の問題を解決しようと日々奮闘していましたが、同僚は見て見ぬふり。
「どうして自分だけ?」「なぜやろうとしないの?」そんなことを思いながら毎日仕事をしていました。
だからと言って、元々コミュニケーションをとるのが苦手だった私は、同僚たちに何か言うこともできず悶々とした日々を過ごしていました。
そしてそんな日々を過ごしていると自分の中では将来への不安が日に日に大きくなっていました。
「自分はこのままでいいのか?」
「ここで働いていて自分は成長できるのか?」
「そもそもこの会社は大丈夫なの?」
そんな不安を抱えていたときに出会ったのが動画編集でした。
元々趣味だった写真から派生して動画というものに興味を持ち、調べたら動画編集も仕事にできるということを知り、本格的に勉強してみようと思いました。
そして2023年の2月にとある動画編集スクールで動画編集の基礎を学び始めたのですが、仕事への不安は膨らむ一方。
またほぼそれと同時に、上司が手術のため入院することになり、その上司の仕事の穴埋めをするために仕事量が増加。
しかも当時は2交代で夜勤もしていたので生活は不規則になっており、自分では大丈夫だと思っていましたが、徐々にストレスを溜め込んでいたようでした。
そして2023年の3月半ば、今回は自分のミスではなかったものの、一人の同僚に自分のやったことに対して責められるようなことを言われ、二度目のうつ病(再発)になってしまいました。
決してその同僚が悪いわけではなく、知らず知らずのうちに自分の中でストレスを溜めてしまっていたのだと思います。
いっぱいだったコップの水が、たった一滴の水で溢れてしまうように。
3.病むぐらいなら辞めてしまえ
そして二度目のうつ病を発症し、休業を余儀なくされるわけですが、どの間にも動画編集の勉強は続けていました。
動画編集の作業は正直面倒くさいです。作業は地道で黙々とひたすら同じ作業をし続けなければなりません。でもそれが自分には合っていたようです。
誰とも会話することもなく家で常にパソコンとにらめっこ。作業している間は余計なことを考えなくて済むので、動画編集をしている時は体調も安定していました。
初めは副業にするつもりで始めた動画編集でしたが、2023年の4月から本業を休みながら続けた結果、10か月後には月収20万円を超え、11か月後には30万円に到達していました。
正直フリーランスという道は簡単ではないと思っていたので、できることなら会社員として働きたいと思っていました。
しかし、自分の性格上、会社員として組織の中で働くということはストレスになることが多く、健康的に働き続けることは難しいと感じるようになりました。
元々手取りも20万を少し超えるくらいだったので、動画編集で30万円稼げるなら、会社員に戻ってまた病んでしまうくらいなら、もういっそのこと会社は辞めてしまえと思い、2024年の2月に18年勤めた会社を退職し、フリーランスとしてやっていくことを決めました。
4.好きを仕事に
動画編集を始めて約1年半、編集に明け暮れる日々。
ほぼ休みはなしで、日付が変わるまで作業を続けることも日常茶飯事。
もちろん体力的にはしんどい時もありますが、会社員時代と違うのは「好き」なことを仕事にできているということ。
自分の作った動画が数十万、数百万再生されたり、クライアントからクオリティーを褒められたり、1本辺りの単価が上がったりと日々自分が成長していることを実感でき、また自分の頑張りが数字としてしっかりと表れることで「また次も頑張ろう!」と思えることができ、本当に充実した日々を過ごしています。
また新しい仕事を頼まれることになりそうなので、今もワクワクが止まりません!
何よりもコミュ障な自分にとって在宅でも働ける動画編集というのがピッタリで、また家にいるので子供と触れ合える時間も増え、幸せな日々を過ごしています。
遅くまで仕事をして家族に迷惑をかけてしまうことも多少ありますが、収入が増えれば家族に還元することができるので、家族の笑顔を見るために、今日もまた、PCとにらめっこしながら動画編集しています。
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今後また動画編集のことやフリーランスで働くことについてnoteに書いていこうと思っています。
ちょっとした自己紹介のつもりが長くなってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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