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子どもの心を動かそう

美味しそうだから食べる
花畑が美しいから行ってみる
おもしろそうだからやってみる

保育の基本は
子どもを動かそうとするのではなく
心(好奇心や興味関心)を
どのように動かすかである。

この基本がわからないと
「子どもが話を聞かない」
「子どもが勝手に動く」
「嫌いな物を食べない」
「着替えを早くしない」
「友達とトラブルばかり起こす」
のような
視点となってしまう。

ですので視点を変えて

話を聞くような工夫をする
先生が先回りをする
食べる工夫を考える
時間に余裕をもつ
関わり方を伝える

簡単なことだけど
めんどくさいからなのか
実行しない人のほうが多い。

手を洗いたくない!と主張する2歳児!
こんなとき先生の行動を考えましょう。
手を洗いたくなる工夫をすることが必要です。
毎日一緒に過ごしていれば
心を動かすためにこの子には
何が必要か先生はわかるはずなんです。
めんどくさいからと
「手を洗わないとご飯食べられないよ
 デザートはなし!」などの脅し
「〇〇ちゃんはすぐに洗ってたよ」などの比較
はやめましょう。

「保育に正解はない」を
深く考えない人が多すぎる。
子どもと一緒に生活している先生は
正解を目指して進まないと
日常は進まないので
とりあえずの答えは出さないといけない。
それを勘違いしている人は
「正解はないから何してもいいでしょ!」
なんて発言する先生が現れる。

基本は
心を動かすこと。動かす手段を迷って迷って
さらに迷ってみよう。

主任をしていたころ
給食の時間に
2歳児クラスに入った時
担任の先生から

「主任!この子が野菜を
食べません!どうやったら
食べるか手本を見せてください」
と私に言ってきた48歳のベテラン保育士
いつもはどうしてるの?
放任? 強制?

悲しい日本の幼児教育の現実。



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