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夜の谷を行く|桐野夏生

連合赤軍の生き残り女性の苦い回想と後悔。
逡巡。40年経っても今もなお大きく背負うもの。


目まぐるしい本筋があって、
それにハラハラ夢中になっているのに、
ラスト1ページのどんでん返し!!

えーっ!!と思ったら終わっていた。


深く、深く余韻を残す読後感。

霧野夏生は、目を背けたくなるような、
スキャンダラスなテーマを
おびただしい熱量の筆力で
一気にラストまで読ませる。

60過ぎてなおこのパワー。
かっこいい。

読んで頂きありがとうございました。 頂いたお気持ちは、 感謝を込めて『恩送り』いたします。