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3.15ドルの水

カナダのカルガリー空港の売店にて、3.15ドルの水を購入。
日本円で換算すると400円ぐらいだろうか。普通に高い。
外国では日本のように手軽に水道水が飲める訳ではないので水が高い値段で売られていたりする。
しかし、この水事情は知っていたので別にそんなに驚かない。
(*追記・・カナダに限っては、水道水は日本と並ぶほどキレイらしく、飲んでも問題ないとのこと)

値段はよいとして、それよりも面白いのは、見よ、このペットボトルの飲み口。


何、この飲み口


ちょっとストローを想起させるような飲み心地だ。ジュースやアイスコーヒーとかならストローを使って飲む機会はあるが、考えてみると水をストローで飲んだこと今までほとんどない。
なので飲んでみるとこれが割と新鮮な飲み心地である。同じ水でも飲み口が違うだけでまた感じ方も違うものだなとしみじみ思った。もしかしたら、気のせいかもしれないが。

この飲み口には意外なメリットがあることに気が付いた。
我々が普段馴染みのある回転式ボトルキャップとは異なり、飲むときにキャップとボトルの2パーツに分かれないのだ。
つまり、キャップだけ地面に落としたり、どこかに無くしてしまうことがない。
特に飛行機等、乗り物の中など、せまい空間でキャップを落としたりしたら結構大変だ。あくまでキャップがつながっていることで、千切れでもしない限り、キャップ紛失の心配は無用と言う訳だ。このキャップにそのような意図があるのかは不明だが、そういう点を考えるとなかなか優れているのかもしれない。

しかし、そのような良い面もありつつ、同時に難点もある。
水を飲む時に、開いたキャップの部分が鼻に干渉するのである。

こうなる


いくらおいしい水を飲んでも、鼻の先にプラスチックが干渉していては、
愉快なものもあまり愉快ではない。
飲む度に「ええい、じゃまだな!」となるのだ。

しかし、これも何度か繰り返すうちに少し賢くなり、人差し指でキャップを押さえながら飲むという知恵を身につけた。


こう飲む


この方法をひらめいたときは「おお、発見」と思ったが、実際そんなに大した発見でもない。むしろもっと早く気付きたかった。3日間ぐらい、このキャップ鼻干渉問題に悩まされていた。改めて自分の課題解決能力の低さを思い知った。

海外でこのようなタイプのボトルに出会ったら、ぜひこの記事を思い出して、試してみてください。

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