ペレ信子

フランス生活文化研究 フランス語教師 フランス人と結婚して30年。子供は3人。みんな大…

ペレ信子

フランス生活文化研究 フランス語教師 フランス人と結婚して30年。子供は3人。みんな大きくなりました。 一緒に暮らせば暮らすほど気づく、おもしろいフランスと日本の違い。

最近の記事

フランス便り

三寒四温の春の気配。温かい日と寒い日が交互にやってくるのはパリも同じだそう。フランス東部に住む夫の両親、パリの大学で勉強している娘とは毎週連絡を取っています。 燃料費高騰の中で、長年親しんだ暖炉を撤去して、鋳物のストーブを導入することになった夫の実家。暖炉は素敵なのですが(そしてうちにも暖炉がありますが)、開口部が広いだけにエネルギーのロスもあり、家を効率的に温めるならストーブの方が良いのです。 現在の様子を見せてくれましたが、リビングが工事現場のようになっていて、これは

    • 私のフランス

      最近は、YoutubeやインスタグラムなどありとあやゆるSNSで様々な場所から、たくさんの人が自分の暮らしを発信するようになりました。 以前はフランス旅行に行く時は、公的な機関のホームページはもちろん、現地に住む人のブログなどを読み込んで情報を得たものです。今は情報量も比べものにならないくらい。細分化されて、パリだけではなく、この地域のココの村やアノ店、言うように検索すればかなりの確率で情報が入手できるようになりました。 特にYoutubeで発信している人の数が急増してい

      • 何語で話す?国際結婚とことばの話

        愛があれば、ことばは通じなくても。 そんなのウソだと思いませんか。 恋に落ちるときは、ことばじゃないかもしれない。 笑顔だったり、たたずまいだったり、感じる何かがあったり。 その一瞬は周りがかすんで見えるほど、その人しか見えないもの。 それが特に、相手が外国人の場合は、ことば以上に新しい恋のシチュエーションにワクワクすることでしょう。 でも人間にはことばがあります。そしてことばによって言い合いが始まる。 どんなに好きでも、必ずケンカをする日がやってくる。 やって来ない方が

        • ドアを押さえるのか押さえないのか。フランスと日本。

          フランス、特にパリのような大都市に行って、良いなぁと思ったことによく挙げられるものの一つに「ビルや地下鉄のドアを前の人が押さえて待っていてくれること」があります。 フランスで人にドアを押さえてもらい、自分もドアを押さえて次の人にバトンタッチする習慣を身につけた人や、それを旅行で経験した人が、日本に帰ってきて目の前でバタンと閉められるドアに呆然とした、やっぱりフランスは素敵!と思った、と言うのを聞いたり読んだりします。 中には、美男にドアを押さえて待っていてもらい、「私のこ

        フランス便り

          はじめまして

          ペレ信子と申します。 フランスで通訳・翻訳の仕事をした後、フランス人と結婚し日本に帰国したのはもう30年前。 3人の子供は、フランスと日本に散らばっていますがクリスマスと夏休みにみんなで会えるのが楽しみ。 12年前から家での暮らしを楽しむために、フランス流のアイデアやテーブルコーディネート、料理をご紹介する教室「Table de N」をやっています。 7年前にフランスの暮らしについて書いた「フランス流しまつで温かい暮らし」(講談社)を出版しました。 フランスのことは大好きだけ

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