人工甘味料は身体に悪い??
身近な食品でもよく見かける人工甘味料。少量で砂糖よりも甘さを感じることができる特徴を活かして、ダイエットに利用しようと考える方も少なくないでしょう。しかし、それは本当に効果的でしょうか?人工甘味料が人体に及ぼす影響についてまとめてみました。
1.太りやすくなる
冒頭でも述べましたが、砂糖と置き換えることでカロリーを抑えることはできます。人口甘味料の種類により微妙に異なりますが、1gあたり0~4kcal(砂糖は1gあたり4kcal)で砂糖の数百倍の甘さです。少量で甘さが出るので結果、カロリーを抑えることができます。
しかし、甘さを感じ取った脳のセンサーが食欲アップホルモンをドバーっと出してしまい、食欲増進してしまいます。強い甘みに舌が慣れることで感覚が鈍り、より甘い物を欲するようになります。さらに、人工甘味料を摂取したことでも、インスリンがドバーっとなりますので、これによってブドウ糖を体内に蓄積しやすくなり、太りやすくなることがわかっています。
2.虫歯になるリスクは減らない
砂糖を減らしたからと言って、虫歯のリスクを減らしたり無くしたりすることはないです。虫歯は口の中が酸性になることでリスクが上がります。例えばジュースを人工甘味料の物にしたからと言って、それにクエン酸やリン酸が入っていると虫歯のリスクとなります。エナジードリンクはスポーツドリンクの2倍の酸性度ですって。翼だけでなく、酸も授けてしまうのですね…(レ〇ドブルさんごめんなさい)。
3.胃腸の不快感
人工甘味料の過剰摂取によって腸内細菌の環境に悪影響を与えることがわかってきたそうです。その結果、下痢や胃痛を引き起こしたり、免疫に影響を与えることになります。
4.脳への影響
人工甘味摂取時に、脳の指令によって体から放出されるホルモンの影響で、頭痛や疲労感の原因となることがあります。また、人工甘味料は脳神経に対して強い興奮作用があるため、長期間、多量に摂取すると脳機能の低下につながり、物忘れなどが出現する可能性があるんだとか。
5.糖尿病のリスクが上がる
人工甘味料を多く摂取することで2型糖尿病の発症リスクが約1.7倍になるという報告が…。
まとめ
以上、人工甘味料が人体に与える影響でした。現在も様々に研究・議論されているので新しい知見がドンドン出てきます。気になる方はチェックしておきましょう。悪口ばかりになってしまい、人工甘味料さんにはとても申し訳ないです。かくいう私も結構人工甘味料にまみれた食事になっているかもしれません。身体のことを考えて摂取したつもりが悪影響となっては本末転倒です。摂らないに越したことはありませんが、人工甘味料を全て断つとなるとなかなか難しいですし、ダイエット中に甘い者を根こそぎカットすると精神衛生上、良くないので(少なくとも私は発狂します)、過剰摂取せず上手に付き合っていくことが大切ですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?