やろう。今が一番若い。
占星術研究家の鏡リュウジさんが、とある動画で語っていたことが印象に残った。細かい言い回しは違ったけれど、要するに
「寝食を忘れるくらい何かに没頭する時期は必要だ」
ということ。
鏡リュウジさんは10代の頃から占星術に没頭していたそうだが、食事をしながらでも占星術の本を読むくらいの当時の熱中が今の礎になっているそうだ。
同じように印象的だったのは、YouTubeで、みうらじゅんさんが仏像について語っていた動画。
自分の内面に生じた仏像愛を、小学生の頃から今に至るまで、素直に、貪欲に追い求め続けてきた数十年間。いまや、みうらじゅんさんは孤高の存在としてあまりにも面白すぎる。
共通して言えることだが、占星術や仏像に没頭した10代男子は、仲間内からは確実に浮くことになる。
でもそんなの関係ねえ!
と自分の衝動に素直であり続けたのがお二人なのだ。
(みうらさんはそれで一時期仏像を封印していたらしいが)
振り返って自分はどうだったろう。
自分には10代の頃から「文章を書きたい」という衝動があったのだが、周りの価値観に合わせたり、勝負することを避けているうちに時は流れ、もう43歳になった。
長い間忘れていたけれど、この年齢になってまた「書きたい」という衝動を感じている。まだそこにいたんだね、衝動さん(笑)。
じゃあ今からでも没頭させていただきます。
もちろん仕事も子育てもあるぞ。
でもそんなの関係ねえ!
もうこれ以上、自分をごまかすことはしたくはないのだ。
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