韓国国立古宮博物館とDDP
10月にseoulを訪れた時に
夜の景福宮とその隣にある
韓国国立古宮博物館
に行ってみた。
ここは500年以上にわたって受け継がれてきた朝鮮王朝の華麗な王室文化を学べる場所だ。
夜遅くとあって、人気が少なくなり
ひっそりとした空間がさらに静謐さを深めた。
ここで
特別展示
「闊衣満開-朝鮮王室の女性の婚礼衣装」
を企画展示室で開催していて
BTSのリーダー ナムさんの寄付で復元した
米美術館所蔵の韓国伝統婚礼衣装「闊衣」が展示されてあった。
「闊衣」は、朝鮮王朝時代前期の国家記録物に
「紅長衫」と記録されている婚礼衣装で、固有の服飾の伝統を受け継ぐ丈の長い羽織物。
チマ(スカート)、チョゴリ(上衣)
などの衣装の上に着用する朝鮮王室の女性の代表的な婚礼服だったようだ。
ほう、チマとチョゴリの語源がここに。
BTS 김남준씨は書面によるインタビューの中で、現代美術だけでなく伝統芸術にも興味があると。
「海外には保存が必要な文化遺産があり、我が国の文化の素晴らしさを世界に紹介する絶好の機会だと考えた」と述べている。
彼の数々のこうした貢献に
改めて畏敬の念を抱く。
ほか展示物も
非常に興味深い物ばかりであった。
展示は12/13まで(今日だった💦)
そしてもう一つ
たまたま泊まっていたホテルの近くだった為
ぷらりと立ち寄った。
東大門デザインプラザ(DDP)
東大門歴史文化公園駅に位置する複合文化空間。
なんとも近未来の建物。
昼は不思議な異空間。夜はカップルでロマンチックに過ごす…そんな場所であった。
中には入っていないが、
ぐるっと回るとまた建物のいろんな顔が
見れて面白い。
2014年3月21日開館以来、ここで各種展示、ファッションショー、新製品発表会、フォーラム、カンファレンスなど様々な文化イベントが行われていたよう。
世界初の新製品とファッショントレンドを知らせ、新しい展示を通じて知識を共有し、様々なデザイン体験が可能なコンテンツで運営され、このような活動を通じて、DDPはアジアで、世界に向かう「デザイン・ファッション産業の発信地」の役割を果たす、という。
その通り、この建物の周りにはファッション関係の業者という感じのお店が多数あり
そこはタイムスリップしたかと思われれるほど
『年代物』ともいえる風景が見受けられ、
このDDPとのギャップに面白味を感じた。
この建物の設計は
イラク出身のザハ・ハディドさん。
「曲線の女王」とも呼ばれていた彼女は
新国立競技場のコンペに応募していた方。
残念ながら、実現はしなかったが…
DDPは
「韓国ソウルの主要な都市開発のランドマークであり、細長い構造物の力強い曲線形状」を特徴とする独特の近未来的なデサインが施されている。と説明がある。
近未来を感じたい方は是非!
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