見出し画像

よくよく考えるとHonda FCってやっぱり凄いって話(忘れかけていたリスペクト・反省の話)

プロローグ

JFLもいよいよ残り2~3戦。大詰めも大詰めとなってきた。だというのに、私がにわかながらに愛するHonda FCは、ここに来て消化不良(1ファン視点)な試合が多く、ヤキモキさせてくれている。(昨日は見事に勝ったけど)
鈴鹿ポイントゲッターズ戦の逆転敗北以降、2連勝からの連敗、そして2連続引き分け。そこからのスカッとした勝利。優勝を目前にしての足踏みに、どうしてももどかしい気持ちが入り交じる。

しかし。しかしである。優勝を望んでしまうからこそそういう気持ちになるのだが、そもそもHonda FCは、群雄割拠上下混沌のJFLにおいて、幾年も安定して優勝争いに絡み続けている。
しかも、2021年からは全員アマチュア契約で、プロチームからのレンタルや、元Jリーガー選手を受け入れていないにもかかわらずだ。しかも、平日も半日は社内での本業に従事しているのだ。

これはもしやである。私は優勝を祈願しているからこそもどかしいが、一般的な視点から見れば、Honda FCは凄まじいことをしているのではなかろうか。今回はそんな視点から、Honda FCを見ていきたいと思う。

全盛期、そして現在へ

そもそも、なぜHonda FCに高い期待を向けてしまうのか。それはおそらく、黄金時代という絶頂を知っているからであろう。2016~2019の4連覇、特に2017年は2敗、2018年は1敗と、あまりにも圧倒的な差で優勝を手にしていた。当時から現地で見ていた方など、笑いが止まらなくてもおかしくないだろう。それほどのことを、していたのだから。

こんな素晴らしい強さを知っていては、贅沢になるのもやむなしでであろう。なにせ、理想形が常勝無敗にほぼ近いのだ。優勝目前の足踏みなど、度し難くイライラしても仕方ない。いや、イライラしてても現実は現実なのだけど。

話を現在に戻す。Honda FCは、最後の優勝から4年が経った。その間に監督が2人代わり、黄金時代の監督は同リーグの別チーム(FCマルヤス岡崎)へ移籍し、コーチまでも一部がそちらへと行ってしまった。

黄金時代でもあったことだが、主力のプロ移籍なども発生した。怪我やメンバーの少なさ(Honda FCはおおよそ25人体制である)によるポジションチェンジも多い。

そんな中で、大仰に戦術を変える(例:パスサッカーからカウンター中心に変える)わけでもなく、2021年は2位、2022年は3位と。上位に、優勝争いに食い込み続けていることを、私ははついつい過小評価してしまっていないだろうか。いや、多分過小評価してしまっている。優勝を望む故にだけども。

結論

私のnoteでは何度も言ってきたかもしれないが、負けたくて試合をしているサッカー選手は誰一人としていないはずである。そして同時に、負け試合を見たくて応援しているファンも一人もいないはずである。
そのせめぎあいの結果として勝ち負けが、悲喜こもごもの感情が発生する以上、それでも上位に居続けるHonda FCは強いのだと、素晴らしいのだと思わざるを得ない。

だからこそ私は、優勝も願いつつもリスペクトを忘れてはいけないのだと。この度改めて考えたのでした。反省。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?