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Honda FCファンの記録(JFLの話など)

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Honda FCファンが綴る観戦記とか、雑感とか。
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記事一覧

「会心」という言葉は、今日のためにあったのかもしれない(第26回JFL第21節・Honda FC対ヴィアティン三重)

遂にホーム勝利!20時45分過ぎ。あるいは20時50分になっていただろうか。都田の夜に、長いホイッスルが鳴り響く。その瞬間、Honda FCは3ヶ月と3週間ぶりのホーム勝利を獲得した。 ええ。もうはっきりと言ってしまおう。脳汁が出た。固い言葉で言うと、おそらくはドーパミンというやつだ。先取点を追い付かれ、会心の守備をされ、無得点に泣き、逆転負けを味わった。そんなHonda FCが、ようやく、ようやくホーム勝利を獲得したのだ。これが喜ばしくないはずがない! いやあ、もう叫

悔しくて、悲しくて、「たられば」もいろいろしたね(第26回JFL第19節・Honda FC対ブリオベッカ浦安)

一人で、布団の、闇の中Hondaと夏の終わり、優勝の夢、大きな希望忘れない。 以上、secret base~君がくれたもの~の歌詞 | ZONE より替え歌詞でございました。 いやね。こうでもしないと書く気にさえなれないんですよ。相手に打ちやすさを与えてしまう守備。終盤のちょっとした反則。その流れからの手痛い失点。せっかく取れた2点の重みが、半分以上帳消しになる3失点。真面目に綴るには、あまりにも悲しい夜でした。 いやね。現地にいますと、どうしてもダイレクトに伝わって来

Honda都田サッカー場に浜松市民を集めたい

アナタはHondaFCというサッカーチームを知っていますか? Honda都田サッカー場という場所を、知っていますか?  もし2つとも知っていたら? おめでとうございます。そしてこの記事をクリックしてくださり、誠にありがとうございます。そんなアナタは、この記事を読まなくても構いません。しかし。 代わりに9/7(土)以降、Honda都田サッカー場に来てください。日程は下記の通りです。でも、読んでくれて「スキ」してくださると、もっと嬉しいです。つまり読み進めてください。 な

番外編:Honda FCの納涼祭に一般市民ファンが行ってみたら物凄く満足した話

自己紹介どうも、OYGです。ご存じの方はご存知かと思われますが、サッカーJFL(日本フットボールリーグ)所属、Honda FCを応援しているぼっちにして一般市民のファンでございます。どうかお見知りおきを。 普段からちょくちょく現地観戦をしては、こうして勝手に観戦記を綴っている次第でございます。以下リンク先はまとめマガジンです。よろしければご覧ください。 どうして行くと決めたのかさてはて。まずはそもそもいきさつから話さなくては始まらないだろう。 とはいえ、ありていに言えば

無失点という「事実」、無得点という「現実」(第26回JFL第17節・Honda FC対FCマルヤス岡崎)

どうしてこうなった(戦前)Honda FCのギアが上がらない。あの四日市でのターンオーバーを皮切りに、天皇杯も含めて6戦中、勝ち星がたったの1つ。得点は4。失点は9。あまり直視はしたくないが、『強いHonda FC』が消え始めている。いや、消えている。 どうしてこうなった。専門家でもなく、経験者でもない私にはなにもわからない。ここ数年の下降線(黄金絶頂期に比べれば、そりゃどうしても……)と、他チームの上昇軌道が、最悪のタイミングでぶつかってしまったのか? それとも今のHo

「最悪」の中で(第26回JFL第14節・Honda FC対栃木シティ)

注意:今回の記事もまた、少々暗澹寄りとなっております。どうにも杞憂しがちな性格のようです……。 最悪の結末かつて呂比須ワグナーが柏より持ち来たったと言われる照明灯。それが都田の闇を照らす中で、結末のホイッスルが無情にも響いた。その瞬間に私は、酷く暗澹たる思いに襲われた。これまで観戦で見てきた中、記憶にある限りの試合の中で。Honda FCがプロチーム以外に「コテンパンにされた」と感じたのは初めてだったからだ。 0-2。スコアだけなら、四日市でのあの敗戦と同じものだ。

勝利の価値は、重い(JFLとFリーグDvi2をハシゴ観戦してみた話)

思えばこの週は色んな意味でぶっ刺さるような敗戦を見届けたことに始まり、X(旧Twitter)や速報を通じて勝利を願った天皇杯でも外国人FWの2発に沈んでしまった先週のHonda FC。 それでも時は無情に過ぎゆくもので、週の最後にはすでにJFLの次節が待ち受けていた。ホームHonda都田サッカー場、ラインメール青森戦。せめてここを勝利してほしいと願い、私は現地へと足を運んだ。 そしてこの日、実は偶然にも16時より、アグレミーナ浜松の試合までもが浜松アリーナで開催されるという

「Honda FCである」ということ(第26回JFL第11節・Honda FC対ヴィアティン三重)

注意:今回の記事はいつもに増して個人的な意見の塊となっております。ご承知おきの上、お読みください。 なお、試合スケジュールの都合上、過日に試合を消化したフットサル、記録更新期日を迎えたダイエットの記事よりも先に投稿することをお詫び申し上げます。 10節を終えて。上り調子JFLもいざ始まれば早いもので、全30節のリーグのうち、1/3が終了した。 我らがHondaFCは現在高知ユナイテッドSC、FCティアモ枚方に続く3位につけており、いよいよエンジンが掛かったかなどと言われつ

検証:38歳独身男性はHonda FCと出会って幸せになったのか?

すなわち、自分語りと感情の動き……である。いつもの記事(参照は下記)では、事実を重要視してそこに感想を載せていくので、どうしても私の感情が見えにくい、という難点がある気が勝手にしたのだ。 いや、別に試合結果に対して喜んでいない訳でもないし、悲しんでいない訳でもない。ただただ、読んで下さる方に対して見えていなくては、それは書いていないに等しいのではないか? そう考えたのだ。 そんなわけで今回は、改めて今までの観戦歴を振り返りつつ、自分が幸せになっているのかについて検証する。そ

きっと選手たちが、一番わかっている(第26回JFL第8節・Honda FC対クリアソン新宿)

7節を終えて。土俵際第7節。6連勝中の首位・高知ユナイテッドSC戦。それは、悪夢と言っても過言ではない結末だった。早い時間に先制しながら、逆転を許す。終盤必死の攻勢を見せるも、あと一歩が届かずに敗北。口惜しい限り。口惜しすぎて、現地観戦ではない(高知は遠いのでネット観戦していました)のに、つぶやきまで残してしまった。 なにはともあれ、優勝を目指すのであればいよいよ正念場である。首位の勝点21に対して、Honda FCは未だ勝点9。単純計算で4勝差がついているのだ。しかもH

JFLにあっては王者の如く。Jに対しては勇者の如く(私がHonda FCに望むこと)

JFLにあっては王者の如く 2019年9月25日。そのニュースを見た私は「凄い」と思った。 「Honda FC、2-0で浦和レッズを破る」 Honda FCがいかに強いとはいえ。浦和レッズがいかに調子を落としているとはいえ。天皇杯ゆえにターンオーバー(メンバーを落として調整すること)もあったとはいえ。 それでもJリーグ屈指の強豪チームに勝てるのか。天皇杯ベスト8なんて所業ができるのか。あまりの驚きが、私の眼を開かせた。Honda 都田サッカー場へと、足を運ばせたのだ。 あれ

光明。されど曙光。/パンピー、PKを蹴る。 以上2本でお送りします(第26回JFL第6節・Honda FC対ミネベアミツミFC)

5節を終えて。現況JFLもはや6節。全試合の1/6が消化された。しかしHonda FCの状況が芳しくない。たしかに、近年のHonda FCはスロースターターである。去年に至っては5節終了時点で1勝2敗2引き分け、勝点5だった。今年は1勝1敗3引き分け。勝点6。まだマシ、と言えばマシとも言える状況ではある。 だが、コトはそうも言ってられないほど風雲急を告げている。ここまでHonda FCは得点2。内1点はオウンゴール【いわゆる自○点】だ。つまるところ、Honda FCの原動

理想と、現実。耐えろ。食らい付け。(第26回JFL第4節・Honda FC対レイラック滋賀)

3節を終えて開幕まではあれほど待ち遠しかったのに、いざ始まってしまうとはや3節終了である。光陰矢の如しとは、まさにこのことであろうか。いや、中国の方もこんな例えには使われたくないだろうけど。 ともあれ、いざ走り出せば早いもので、全試合の1/10が消化された。 私の愛するHonda FCは、この時点で1勝2分。勝点5。得点2(内1はオウンゴール【いわゆる自○点】)、失点1。悪くはないというのが、私視点の感想だ。特に失点が少ないのが良い。得点力が今ひとつなのは気がかりだが、失

J3とJFL、二人の関係~ver2024~

参照記事今期JFLの構成図いよいよ今年も、JFLが始まった。そして早くも第3節が近付いている。まだまだ全30試合の1/10も消化していないが、去年とはまた違った様相を見せつつあり、興味深い展開である。 さて。JFLに所属する以下16チームの内、なんと11チームがJリーグへの参入(将来的なものも含む)志望勢である。J3ライセンスの有無や、参入への環境構築ができているかできていないか、という違いはあるものの、上(便宜上表記)を目指していることには変わりない。 (参考)今期JF