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理論武装のパラドックス

あなたは理論武装したことがあるだろうか。

僕はたぶんない。

もしかしたら無意識にはしているかもしれないけれど。

「さぁ今から理論武装するぞ」という経験はない。


一体どんな状況なのか。

法治国家である日本で武装などと物騒な。

要は相手を言い負かしたい。

そんな野暮な感情の発露だろう。


武装とは穏やかではないが どんな武装なのかは興味がある。

理論を武装する身に着けるというからには〇〇理論と名を冠するのだろう。

相対性理論
ガイア理論
ゲーム理論
スキーマ理論
ダイナモ理論
超紐理論
ビッグバン理論


こんな大層な理論をひっさげてどんな議論をするのか。

「あーこのゲームってスキーマとダイナモの超紐をビッグバンで相対性するんでしょ?」

って感じかな?

僕とは生きる世界が異なるようだ。


もっと安全なモノで武装しようよ。
たとえば妄想とか。

妄想武装。


これは強いぞ。
相手がどんな立派な理論を武装しようとも大丈夫。
妄想には正しいとか間違っているなんて概念はないのだから。

無敵。

相手が「それって〇〇ですよね?」

とか言ってきても

「いや僕の中では✕✕なんですよ」

で相手は何も言い返せない。

これを妄想理論とでも名付けようか。


てことは、てことはですよ。

もはや立派な理論武装。

はっはっはっは。

武装選択!

 相対性理論
 ガイア理論
 ゲーム理論
▶妄想理論
 スキーマ理論
 ダイナモ理論
 超紐理論
 ビッグバン理論


妄想理論装着!
ロード中……ロード中……ロード中……。
ロード完了。
妄想モード展開!
ってな感じだろうね。

これでもう言い負かされることはない。


いやまて。

せっかく無敵だった妄想が理論となれば他の理論と同じ土俵で戦うことになる。

それじゃ意味がないじゃないか。

ムムム。

これを妄想理論のパラドックスとでも名付けようか。




え?

名付けたいだけだろって?

フフフ。

バレてしまっては仕方がない。

でも名付けるって最高の名誉じゃないか。

はじめに発見した人が名付ける権利を有する。


エッセイの中でならやりたい放題だ。

「こんなもんはエッセイではない。」

と外野が文句を言ってもこの空間エッセイでは僕が創造主クリエイターであり どんな権利も行使できる。

理論もパラドックスも作り放題。

まさに異空間。

あなたはたまたま迷い込んでしまった。

嫌でもここでのルールに従ってもらうとしよう。

さぁ一緒にガイアをビッグバンした超紐にダイナモとスキーマを混ぜて相対性妄想するゲームをしよう。


ではまた。

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