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本屋にいって、思う事

ふと本屋に行って、新刊の棚を眺めると思うことがある。この棚に久納の本が並ぶときが来るのだろうか、と。

今は自分の好きな物しか書いていない。それが楽しいからだ。気が済んだら、コンテスト用に書いたりするかもしれない。
でもコンテスト用って考えると、一気にハードル上がる気がする。

音楽活動をしていた時、流行り廃り、売れる要素などのデビュー必須項目がたくさんあるって実感した。文学の世界にも、そういうのはあるって薄々感じてた。
お菓子の新商品だってそうだ。どこの業界にもあるんだ。
会社の商品として世に出るものは、お金が動くコンテンツでなければならないのだ。

「書きたいだけじゃだめなんだ。もっと勉強しなきゃいけないんだ…」って映画版耳をすませばで雫ちゃんも言ってるし。私も15で気づきたかったな。

なのでまず一冊出すには、そういところを勉強し、流行りのツボを掴み、波に乗る必要があるのだと思う。歌同様に、面白い話が書ける人、上手い人ならごまんといる。そこから頭一歩飛び出すには、売れる波を探して乗るしかない。

残念ながら今私が公開している作品の中に、そういった要素が含まれているものは無い。女風エッセイ(※1)がネタになるくらいだ。基準の10万文字を書く力もない。私は短編〜中編が得意なのだ。

しかし、得意なモノに気づけたのはとてもいいことだと思う。一気に10万文字書こうと思わず、3万5千×3本書けばいいと思えば、コンテスト用の作品を書くのも一気にハードルが下がる。今はコレの練習をしている。上手くいけばいずれ挑戦できると思う。

あとは作風と流行りとタイミングが合うかどうかなので、日ごろからいろいろ書き続けたいなと思った。しかしながらよ。一般流通している良作に触れると「自分の作品を小説といってすみませんでした」って思うわ。

前向きに考えると伸びしろあるってことだよね! 楽しく続けるわ。
楽しいもん。 
それが、一番大事だよね!
久納一湖でした。

※女風エッセイ
女性用風俗を使ってイケメン呼んだ話。カクヨムに置いてある。