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腸炎ビブリオ🐟

みなさんこんばんは。
大トロは2カンで十分ですね!個人的には中トロが好きです。
どーもMittsuです。

昨日のサルモネラ菌に続いて本日は、腸炎ビブリオについてお話します。

腸炎ビブリオの特徴は?

腸炎ビブリオは、好塩菌と言って、沿岸の海水中や海泥中に生息し、水温が 15℃以上になると活発に活動します。

海水温度が高く、海水中に腸炎ビブリオが多い時期に獲れた魚介類には、腸炎ビブリオが付着しており、漁獲後や流通過程、調理中などの不適切な取扱いにより増殖し、食中毒の原因となりやすいです。

また、まな板や調理器具を介した二次汚染による食中毒も発生することがあります。

腸炎ビブリオは他の食中毒菌よりも速く増殖できる特徴があります。

しかし!!
真水(水道水)の中では増殖しないため、この菌による食中毒の発生時期は、
5~6月から次第に増加し7月から9月の夏場に集中します。

最近では、海水の温度の上昇により、冬場でも腸炎ビブリオによる食中毒がみられることがあるので、注意が必要です。

原因は?

魚介類の刺身やすし類が代表的です。
また、生の魚介類を調理した後、調理器具や手指などを介して二次汚染された食品でも食中毒が発生します。

症状が出るまでの期間(潜伏期間)は?

8時間から24時間(短い場合で2、3時間)

症状は?

激しい腹痛、下痢などが主症状です。
発熱、はき気、おう吐を起こす人もいます。

予防のポイント☝️

・魚介類は、調理前に流水(水道水)で良く洗って菌を洗い流す。
・魚介類に使った調理器具類は良く洗浄・消毒して二次汚染を防ぐ。
・魚介類を調理したままのまな板で、野菜などを切らない(まな板を使い分ける)。
・夏季の魚介類の生食は十分注意し、わずかな時間でも冷蔵庫でできれば4℃以下に保存する。(腸炎ビブリオは低温では増殖できない。また、低温で腸炎ビブリオの増殖は抑えられるものの、凍結しても短期間では死滅しない。
・加熱調理する場合は中心部まで充分に加熱すること(60℃、10分以上)。

ビブリオの番外編

スッポンの体表からコレラ毒素を産生するナグビブリオ及びビブリオ・ミミカスが検出されました。

高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、スッポンの刺身や生血などの生食を避け、十分に熱をかけてから食べるように注意が必要です。

ナグビブリオの特徴

コレラ菌と同じ水生菌で、菌の形もコレラ菌に良く似ている細菌になります。
主に
・魚介類
・カニ
・エビ
などに付着し、汚染された魚介類や飲料水を介して食中毒を起こします。

ナグビブリオ潜伏期間と症状

・おう吐
・腹痛
・下痢
・発熱

ビブリオ・ミミカスの特徴

塩分濃度が6%以下で増殖できるため、淡水や海水にも分布している。
本菌はコレラ菌と間違えやすい細菌で、魚介類を介して食中毒を起こす。

ビブリオ・ミミカス潜伏期間と症状

・おう吐
・腹痛
・下痢
・発熱

ビブリオ・フルビアリスの特徴

腸炎ビブリオに似た塩分(3%)を好む細菌で、沿岸海水に広く分布し、魚介類を介して食中毒を起こす。
本菌による食中毒では、腸炎ビブリオ等との混合感染が多い。

ビブリオ・フルビアリス潜伏期間と症状

・おう吐
・腹痛
・下痢

以上、腸炎ビブリオについてでした。
それでは、おやすMittsu💤

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