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腸管出血性大腸菌💩

みなさんこんばんは。
コメダでモーニングしてきました〜!
どーもMittsuです。

今回は、大腸菌の中でも3類感染症に指定されている腸管出血性大腸菌についてお話します。

腸管出血性大腸菌の特徴は?

大腸菌は人や動物の腸管に常在し、通常病原性はないことを以前もお話しました。

これらを総称して下痢原性大腸菌については、以前の記事をご参照ください。

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1996(平成8)年7月、小学校の給食が原因と見られるO157の集団食中毒が発生しました。
医療機関で診療を受けた患者数が 12,680名、確定診断された患者数が9,523名に達し、加えて大量の二次感染者が発生するなど感染規模が極めて大きく、発生直後には市内の医療機関等が混乱に陥ったことでも有名な出血性大腸菌O157

ベロトキシン(VT1、VT2)2種類(あるいはいずれか1種類)というベロ毒素を産生する大腸菌で、出血性の大腸炎を起こします。

合併症

乳幼児や小児、基礎疾患を有する高齢者では、
腹痛や血便などの出血性腸炎のほか、まれに急性腎不全血小板の減少貧血などの症状を呈する溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こすことがあります。

原因は?

腸管出血性大腸菌O157は、牛などの家畜が保菌している場合があり、これらの糞便に汚染された食肉からの二次汚染により、あらゆる食品が原因となる可能性があります。

過去には、牛肉及びその加工品、サラダ、白菜漬け、井戸水等による食中毒事例があります。

症状が出るまでの期間(潜伏期間)は?

平均4~8日

症状は?

感染しても健康な成人では無症状であったり、単なる下痢で終わることも多いです。

激しい腹痛で始まり、数時間後に水様下痢を起こすことが多いです。
1~2日後に血性下痢(下血)がみられ、ほとんどが血液で、糞便を含まないことがあります。

合併症の溶血性尿毒症症候群(HUS)や、脳障害を併発することもあります。

HUSは、下痢が始まってから、約1週間後に、赤血球の破壊による、溶血性貧血、血小板の減少及び急性腎不全などの症状が現れます。重症の場合は死亡します。

予防のポイント☝️

・生野菜などはよく洗い、食肉は中心部まで十分加熱してから食べる。
・加熱調理済の食品がニ次汚染を受けないよう、調理器具は十分に必ずよく洗う。
できれば、熱湯又は塩素系消毒剤で消毒する。
・調理や食事の前には必ず石けんで手を洗う。

・おなかが痛くて、下痢が続いたら、すぐにかかりつけの医師の診察を受けること。
・発症した患者のいる家庭では、糞便に汚染された下着等の取扱いに注意すること。

以上、腸管出血性大腸菌についてでした。
それでは、おやすMittsu💤

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