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銭湯やお風呂に潜む微生物♨️

みなさんこんばんは。
今日はヘルシーに行くつもりがやっぱり肉🍖を食べてしまいました。サラダバーのカレーライス🍛も食べてことは内緒です。
どーもMittsuです。

今日は、私がよく行く銭湯や温泉♨️、または、水を循環して利用する噴水⛲️に潜む微生物について語ります。

その名も「レジオネラ」🦠

レジオネラ症とは?
レジオネラ・ニューモフィラという細菌が原因となる感染症です。
重症の肺炎を引き起こす、レジオネラ肺炎と一過性で自然に改善する軽症のポンティアック熱がよく知られています。

レジオネラ肺炎は、1976年、米国フィラデルフィアにおける在郷軍人集会(Legion)で集団肺炎として発見されたことがきっかけで命名されました。

ポンティアック熱については、1968年に起こった米国ミシガン州ポンティアック(Pontiac)における集団感染事例にちなんで命名されたとされています。

そもそもどのような菌かというと・・・
レジオネラ属菌とは、水がある場所に生息し、代表的なところでいうと温泉♨️や噴水⛲️などが原因で発症することが多いとされています。

症状が出るまでの期間は?
レジオネラ症の潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間)は、2~10日です。

特徴的な病型がある・・・
レジオネラ症の主な病型としては、先程もあげたように重症のレジオネラ肺炎と軽症のポンティアック熱が知られています。

レジオネラ肺炎の症状は?
全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難が見られるようになります。

また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢神経系の症状や、下痢がみられるのもレジオネラ肺炎の特徴です。

軽症例もあるものの、適切な治療がなされなかった場合には急速に症状が進行することがあり、命にかかわることもあります。

これに対して、ポンティアック熱の症状は?
突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの症状がみられますが、またそれらは一過性のもので、自然に治癒します。

どのように感染するか?
 レジオネラ症は、新型コロナウイルスでも話題になったエアロゾル(細かい霧やしぶき)感染をするのですが、このレジオネラ菌に汚染された水などを吸入することで感染して発症するとされています。

また、レジオネラ症に感染しても、感染したヒトからヒトへ感染することはありません。

エアロゾル感染の原因となるのは?
冷却塔水、加湿器や循環式浴槽などとされています。

感染予防は?
・加湿器の管理重要です。基本は清掃🧹
また、レジオネラ菌は熱によって死滅するため、約60℃で5分間行うことが重要とされています。

・循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂・24 時間風呂など)を備え付けている場合は、
浴槽内に汚れやバイオフィルム(細菌で形成される「ぬめり」)が生じないよう定期的に洗浄等を行うことが重要です。

治療は?
 抗菌薬に治療が必要となりますが、マクロライド系、ニューキノロン系やリファンピシン等の抗菌薬で治療します。

診断は?
 医療機関では、培養、尿中レジオネラ抗原検査、遺伝子検査(LAMP法)や血液中の抗体検査などを用いて検査することができます。いずれかの検査が陽性となった場合にレジオネラ症と診断されます。

ただし、罹患歴があると尿中のレジオネラ抗原検査で、検査結果が陽性となることがありますので、判別が重要です。

感染症法4類です!!
診断した場合は、最寄りの保健所へ直ちに報告することが必要ですので、お忘れなく!!

以上、本日は温泉などの水に潜む感染症をご紹介しました。
それでは、おやすMittsu💤

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