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100日後に痩せる母 #1 ダイエットはじめました

むかーしむかし。
小学3年生の私は、夏休みに友達4人で市民プールに行く約束をした。

帰宅後、母にそのことを伝えた。当然同伴してくれるものだと思った。
しかし母は、「私は行かないからね!水着、着たくない」と言い放ったのだ。

幼い私は、当然母も一緒にプールに行くものだと思っていたので、その言葉がすごく悲しかった。結局、友達のお母さんがついてきてくれたのだけど、当日もすごく寂しかった記憶がある。

母と一緒に行きたかった。
水着を着たくないのは、体型を気にしてるからだということは、子どもながらに理解していた。

でも、「太ってようが痩せてようが、私はお母さんと行きたいのにな…」と、その想いを無碍にされたことにしょんぼりしていた。

そんな私に娘が生まれた時、こう思った。
「この子が大きくなって、"ママ、プールに行こう"と言ったら、私はどんなに太っていようが水着を着て一緒に遊びに行くんだ…!!」と。


太った。

いつの間にか、びっくりするほど太ったのである。

いや、「いつの間にか」というのは嘘。
私は思春期の頃から、20キロ以上の太ったり痩せたりを繰り返しており、成人後は常時ぽっちゃりをキープしていたので、今さら「急に太った」とか言うわけではないのですが。

中学の頃から、ちょっと無茶食いというか、吐かない過食の傾向にあり、ストレスがかかるととにかく食べてしまうのですね。
(この話はまた別の機会に)

そんな過食癖も、ここ10年ほど自分と向き合う中でだいぶ落ち着いてきて、また加齢により物理的に量が入らなくなったというのもあり、コントロールが効かないほど食べまくるということは無くなったのですが…

それでも、2回の妊娠・出産、疫病蔓延、久々のパート、家事育児の疲れ等々…
日々のストレスを感じるたび、食事ではなくお菓子をモリモリ食べているうちに、まさにエンプティフードを具現化したような、中身スッカスカのブヨンブヨンな身体が完成してしまった。

服がキツくなってきていることには気づいていた。鏡を見るたび、「あれー、二の腕こんなに太かったっけ?」「なんか腰回りの肉がすごいぞ…」とも思っていた。
でも、なんか、体重測るのも怖くて、体重計もしまい込んでいたのである。

それでも時々「このままだとヤバいな」と奮い立たせて体重測定しては、「ギャッ!」と数値に驚き、1〜2週間ほど食事制限して2、3キロほど落とす(そしてそのままなし崩し的にダイエット終了)…ということを繰り返していた。

…のだが。
今年に入ってから、この2、3キロが全く落ちなくなってしまった。


今年1月の末に「年末年始さすがに食べ過ぎたな。体重測っとこう」と、3ヶ月ぶりに体重計に乗ると、3キロ増えていた。
「ギャッ!」とは思ったけど、まぁまた2週間くらい食事制限すれば3キロくらいは落ちるだろうと思った。
その日から毎日体重を測り、食事をプロテインに置き換えたり、18時以降は絶食など、かなり摂取カロリーを減らしてみた。

ところが、体重がちっとも減らないんである。ほんとに減らなくて怖くなった。
「え、そんなにわたし、代謝が落ちてんのかな」と思った。
「こうなったら1ヶ月1キロ落ちればいいや」と、長期戦に切り替えることにした。
娘はもう年中さんだし、今年の夏こそプールに行きたがるかもしれない。1ヶ月1キロペースでも、夏までに6キロくらい落とせるだろう。そうしたら水着を着るんだ!


そう思っていた。
ところが、1ヶ月に1キロすら減らないんである。もっと怖くなった。

「これは、いま本気でダイエットに取り組まないと、一生この体型かもしれない。むしろ、太り続けるかもしれない…」と震えた。

少し運動も取り入れてみた。
とにかく体重を毎日測るようにした。
夕飯は基本的には食べないことが多かった(物理的にお腹が空いてないことが多くて)。

それで約5ヶ月が経過した今日、やっと年末年始の3キロが落ちたのだ。

私はいよいよ本気で怖くなった。
「結構我慢してたのに、このペースでしか減らないほど、私の身体は死んでいるのか?」

年末年始から3キロ減ったとは言え、実は妊娠前の頃の体重と比べるとまだ3キロ多い。
しかも間も無く夏がやってくる。

「ちょっとこれは、水着、着られない…!!」

私は母と同じ轍を踏もうとしている!!




そこでやっと表題の件です。
「100日後に痩せる母」です。

100日後ってもうすっかり夏も終わってるんだけど、もうそれはどうでも良くて(いいんかい)、とにかく本気でダイエット、もといボディメイクに取り組もうと思いました。

体重が減らないこともそうだけど、全体的に老けたことが気になっている。
なんかハリがない。ブヨブヨしてるし、くすんでいる。

もし今夏、娘に「プール行きたい」と言われたら…
行く。もちろん行く。太ってても水着は着る。でも、その時もせめて今よりはまともな体型の方が良いじゃんか。

ちょうど今日夏至だし。
何かを始めるには良いタイミングであろう。

そう思って、この企画を始動することにした。

それにあたり、まずは現状の把握が必須。
水着を着て、全身写真を撮った。
前から、横から、後ろから。
すっごく嫌だったけど、これが現実だ。

写真に映った私の身体は、想像以上にBBAだった。セルライトすげーな!
普段見えない後ろ姿にショックを受けるとよく聞くが、私も例に漏れずショックを受けた。
「なんなん?この肩と背中。ちょっとした丘やん!」と思った。
しかもこれ、1月より3キロ痩せてるんだぜ。1月の私、どうなってたん?

しかし、写真に写る自分を見てるうちに、意外な発見もあった。
「あれ、私ちょっと脚長くない?」←

ザ・骨格ストレートな身体だ。
ストレートってことには気づいてたけど、客観視すると思ったよりもそうだった。

ひょっとして、痩せたらメリハリがあってカッコいいんじゃないかという期待も少し出てきた。なんせ、私が痩せてたのって16歳の時くらいが最後で、それ以降は大体太っていたんだから、痩せた自分が想像つかない。

伸び代しかねぇわ。
少し前向きになってきた。

しかしその後、メジャーで身体の各サイズを測ってみたら、一瞬で前向きさを打ち砕かれるような衝撃の数値が並んだ。
え、二の腕と太ももどうなってんの?
つかウエストどこ行った?










さすがに意識が宇宙の彼方へ飛んでいくかと思ったが、これが現実だ(2回目)

の、伸び代しかねぇわ…!!
そう思わんとやっていけない数値だった。
よく今まで平気な顔をして生きていたなと自分を恥じた。ちょっと今までに見たことない数値だった…。


ちょっとこの写真とサイズを公開すべきか否かは、少し時間をください…
って言いつつ、公開しなきゃ変化もクソも分からないから意味なくない?はいそうですね。

さて、これから10日毎に全身写真と測定を行いながら、変化をレポートしてまいります。
10日後の7月1日に1回目のレポを上げるので、その際に今回出し渋った写真とサイズも掲載したいと思います。
全10回のレポ後、どれだけ変化があるのか。果たして母は痩せられるのか。
本当に脚は長いのか。

この企画は、主に自分のモチベ維持のためのものですが、ご興味ある方は面白がって読んでもらえるとこれ幸いです。


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