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0から始めるJavaSilverとGold


初めまして、まずは今回この記事をご覧いただきありがとうございます。

本noteでは『資格を勉強し始める前の自分が絶対に知りたがったこと』をメインに進めさせていただきます。

※JavaSilver,Goldとは何かについては、検索いただいて記事を見つけて下さっている以上説明不要という認識で話を進めさせていただきます。ご了承ください。

①資格勉強をする上での考え方(一番大事)

まずはここからお話しさせていただきます。

私自身、ITとは縁遠い職業で働いていたこともあり、基礎的な情報は0といっても過言ではない状況(JavaはJavaScriptの略称だと考えていたレベル)からJavaSilverの勉強を始めました。

その上でまず最初に理解しておきたかったことは、『JavaSilverを取得しても別にコードが書けるようになるわけではない』事です。

これは至極当たり前のことではありますが、いの一番に絶対に意識しておいた方が良かったためお話します。

『資格の取得』と『技術の向上』は完全に別のものと割り切ってください。

資格の勉強をする上で必要となってくる通称黒本(後述)の問題と向き合っていく中で、実際にサンプルコードを動かし、自分の目で動作を確かめるといった勉強法が推奨されており、私も最初はそれに倣った勉強法を行っていました。

しかしその中で疑問に思ったことがありました。

それは『別にこの例題の動作を確認できたところで特に意味がないのでは』ということです。

仮にエラーを吐かないサンプルコードを憶え、全く同じコードを書けたとしてもそれ止まりで、それ以上はありません。動くと言われているものを自分の手で動かしてみたところで得るものはあまり感じれませんでした。

つまるところ、このJavaSilver,Gold取得において必要なものは『問題文を読み、選択肢の中から答えを探すこと』であり、『コードを自分で触り、理解すること』ではないのです。

例えるなら到達点が『ネイティブな英語で外国の人達と話したい』であるのに『アルファベットが分かりません!』『もちろん英語の単語も文法も知りません!』でも『今から外国に行ってアルファベットも英語の文法もネイティブな発音も憶えて来ます!!!』は流石に詰め込みすぎだということです。

長くなりましたが、要するに『Javaの文法に則った間違い探し』がこの資格の本質であって、『コードが自分で書けるようになること』は二の次三の次ということです。

②JavaSilverの勉強に必要だったもの

JavaSilver,Goldの両方を取得する中で特に凝ったものは必要ありません。

絶対に必要だと感じたのは、
『単行本の』『徹底攻略Java SE 11 Silver問題集』or『徹底攻略Java SE 11 Gold問題集』

Java『Silver』 黒本


Java『Gold』 黒本


・適当なノートと筆記用具

この2点のみでした。現にGold勉強時はPCの類は一切触っておりません。

ここで重要なのは、いろんな方が仰られていますが、最初に挙げた『文庫本の』問題集を買った方が絶対に絶対に絶対に良いです。

中には電子書籍版の方が持ち運びしやすく、空いた時間で読めて便利だと思われる方もいらっしゃると思います。

現に最初は私も先学の方々の数々の忠告を無視して逆張りをし、11インチのIPadで電子書籍版を購入し勉強を始めましたが、目は痛いわ、コードはあきれるほど読みづらいわ、いちいち触らないと先に進めないわで忠告通りの地獄を見て結局別途単行本を買う羽目になりました。


単行本の値段も馬鹿にはならない額なので、私同様逆張りして資格勉強に追加でハンデを抱えたい方以外はお勧めしません。
※冗談じゃなくて本当にやめた方がいいです。

③勉強の進め方

黒本の解説

次に黒本の学習の進め方ですが、先に大まかなこの本の構成を説明させていただきます。

・全600ページ
・ページ内訳は問題と答えが半々
・掲載問題数は『Silver』は合計で330問程度・『Gold』は280問程度
・問題は全て実際の資格問題準拠の記号選択方式
・問題内容は単語や規格の意味を聞かれるものや、記載のコードがどのように実行されるかなどが大半

大体このようになっています。

私が黒本を勉強をする中で意識して行っていたことが下記の、


・まずは2週間を目途に黒本を一周する(集中して1日1時間半程度勉強できればOK)

・問題は章ごとではなく、5問程度を目安に答え合わせ(解説)を読む。※例外として長いコードを読み解く問題では2問ずつ答え合わせをする。

・コード問題は『何故その答えになるのか』を理解する。

この三点です。

この学習において、最も難しく、頭を抱え、キレそうになり、全てを投げ出したくなるタイミングは相場が決まっていると思います。

それは『この書籍の一周目の学習をしているとき』です。

数年Javaに携わっている方ならまだしも初学者の身となると、全330問の内一割正解ができていたら凄いと思います。なぜなら大前提の知識がないため『分からないことが分からない』状態です。

なので、まず初めに考えるべきは『この本をやりきること』です。正解率なんてどうでもいいです。

一周目さえ終えてしまえば、この学習の半分はクリアしたといっても過言ではありません。

二週目に入る時に気づくと思うのですが、一週目の時とは比較にならないほど回答速度が上がります。そして一割しか正解できなかった問題も三割程度までは正解率が上がり、5日もあれば二週目は終わると思います。

三週目ともなると六割以上は固いと思います。『問題を見る』→『選択肢を見る』→『ああ、これか』となります。

問題と回答を暗記しているだけのように思えますが、この資格取得に必要なのは『設問が何故その答えになるのか』です。

『問題文と選択肢を見て問題点が分かれば点数は取れます』
例 ・インクリメントとデクリメントの値の変化タイミング
  ・catchブロックに到達不可能なコードがあるとコンパイルエラー
  ・(String[]args)のStringが抜けるとコンパイルエラー

こういったものを問題文と選択肢とを照らし合わせて思い出すことができればOKです。


続けて、具体的な黒本の進め方について説明します。

私は基本的には黒本とノートを並べ、『問題を読む』→『用意された選択肢(ABCD)を見る』→『1分ほど考える』→『ノートに記号の回答を書く』といったありきたりな進め方をしていました。

同じ進め方でJavaGoldも取得できたため少なからず間違いではなかったと思っています。

先ほどこの学習の一周目が終われば半分クリアという話をしましたが、さらにその勉強時間を作業ごとに分割すると、この黒本学習の七割近くをを占めるものがあることに気づきます。

それは黒本中盤から現れる『問題文の長いコードを読み返す作業』です。

これが最も思考時間を奪い、心をすり減らし、脳を疲弊させ、強制的に休憩を取らざるを得ない状況にさせ、勉強を続行不可に追い込む元凶です。

逆に、これにさえ慣れてしまえばギャグ漫画を読む程度の軽さでページが進んでいきます。

しかしプライベートな時間は無限ではありません。慣れれば良いとはいうものの慣れるまでにいたずらに時間を浪費することは悪手です。

如何に『問題分を読み返す時間を減らし、理解できるか』

先ほども書きましたが、長いコードは目を通すだけで色々と削ってきます。
それらが立て続けに出題されることもザラです。

1問目を解き、2問目を解き、3問目を解き、4問目を解いていざ答え合わせをしようとすると、まず1問目の問題文のコードは覚えていません。

つまりここで頭が空っぽの状態で問題文を読み返す時間が発生します。

さらに間違っていた場合、解説を読んで理解するためにもう一回ほど同じコードを読み直し、重要ポイントを探す作業が発生します。

そしてこれをあと3問分繰り返すこととなります。
学ぶことに対し失うものが多すぎるこの作業は非効率的であると言わざるを得ません。

上記の問題の解決方法

簡単です。長文が出たら最大2問ごとに答え合わせをしてください。

2問程度であれば、ひとつ前の問題文のコードは記憶していられると思います。さらにコードを憶えているということは、回答の解説文の~の部分が~であるといった部分も大体全体のどのあたりに記載されていたか覚えていられます。

細かく問題と解説を行ったり来たりするようで面倒くさく、これだけで本当に効果がでるのかと思われる方は、ぜひ一度ご自身で試されてみてください。違いが結構あることに気づかれるはずです。

④出題傾向

実際に私が調べた限りの資格試験時の出題傾向についてお話します。
これに関しては他の記事にされている方も多いため蛇足かもしれません。

Java『Silver』の場合

簡潔にいいますと、12章、13章の80*2の応用問題群が主体となっていた感じがありました。

変数がちょっと変わったり、解き方が分かるなら誤差の範囲と思えるものです。

多くの人が言われている通り、12,13章を中心に、この黒本の問題が頭に入っていれば解けるはずです。個人的に黒本の内容が9割正解出来たら安全園内だと思います。


Java『Gold』の場合

合格率を見たうえで正直それなりに覚悟して受けたつもりでしたが、これが本当に難しかったです。

JavaGoldに関しても勉強法などは変わりませんでしたが、出題内容は黒本全域から満遍なく出題されていた感じがありました。

しかもほぼ全てが応用問題の応用問題であることが多く、JavaSilverと同じだと思っていたら試験会場で泣きます。

押さえておくべきところは『問題文の処理の仕方』であることには変わりはありませんが、逆にそこがあまいと全く点数が取れないと思います。

参考程度ですが、私自身JavaGold黒本全問を3時間程度で回答できるほどに周回し、全ての問題の解答理由を説明までできるように努力しましたが、取得できたのは70%程度で余裕とはいいがたい点数でした。

何より伝えたいのは『JavaSilverと同じと思わないこと』です。
舐めると受験料4万円をドブに捨てることになります

⑤資格取得後の感想

確かに本番は緊張しっぱなしでしたが、いざ問題と向き合うと『あの問題にそっくりだな』というものがかなりの頻度で出題されました。

個人的には繰り返し処理に苦手意識がありましたが、そこまで出題頻度は多くはなかったためホッとした記憶があります。

理不尽な問題はほぼ出題されないため、黒本に忠実に繰り返し学習をすることで『取れる』資格だと思いました。

こんな感じの体験談などをベースに書いていきますので、よかったら『スキ』と『フォロー』をいただけますと励みになります!


余談

軽食

数学的面が強いプログラミングを勉強していると小腹がすいてくると思います。糖分は微糖のコーヒーやジュースなどで補えますが、お菓子類は砂糖が多く使用されたものを食べると眠くなったのでこれを食べていました。

某スパイ家族のテーマソングことミックスナッツです。
想像以上にお腹が膨らみますし、賞味期限も結構長めのためぜひおやつにどうぞ。


パソコンの買い替えや転職で必要になった人へ

おすすめを貼っておきます。私が購入したときは約10万でしたが現在は結構値下げされてるみたいです(一時的?)

老舗Lenovoが誇る10万以下のWindowsパソコンの中では屈指のコストパフォーマンスとなっているため買い替えなど迷われている方はぜひ検討してみてください。

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