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台湾(高雄)の語学学校 大学附属語学センターVS民間の語学学校

今回は高雄の語学学校について紹介しようと思う。
高雄在住1年目は仕事を中心の生活だったので、大学附属の語学センターには通えず民間の語学学校に通っていた。
そして2年目ではワーホリビザで滞在し、時間がたくさんあったので大学附属の語学センターに通った。

民間の語学学校(TLI 中央公園駅近く)
・出勤前の朝8時〜9時の1時間を平日4日通っていた
・先生と二人の個別レッスン(二人の先生がついていた。月火はA先生、木金はB先生)
・学校独自の教科書を使い、それに沿った授業が行われる
・A先生はおしゃべりが好きなので、会話が半分を占める日もあった
・休みの融通が利く(二日前にLINEすれば別日に授業の振替が可能)
・職員さん、先生の中で日本語が堪能な方がいるのでコミュニケーションに困らない

費用:2ヶ月 35コマ 24,440元(118,836円)


大学附属の語学学校(高雄師範大学 文化中心駅近く)
・午前クラスと午後クラスがある。私は午前クラスで9時から12時の3時間。平日毎日通っていた。
・集団レッスンでいろんな国籍の学生と授業を受ける
・3ヶ月を一学期とし、毎学期ごとにクラスや先生が変わる(新入生が少ない時は変わらないこともあった)
・時代華語という教科書を使った(複数の大学の語学センターが作った教科書。個人的にあまり良い教科書ではないと感じた…初級と中級、高級で作成担当する学校が違う+引き継ぎがなされてないので、初級で既に扱った単語が、中高級の新出単語として紹介されることもよく見られる。)
・基礎クラスを除いて基本中国語のみで授業が行われる
・休みは取れるが、授業の振替はできない
・日本人の学生はそこそこ多いが、職員、先生は日本語全く話せない(中国語が話せる学生が通訳になってくれる)英語堪能の職員はたくさんいる
・一学期に一度高雄市外の場所に遠足に行く

費用:一学期30,000元(145,871円)


二つの語学学校に通ったが、良い点悪い点両方あるので、どちらが良いというのは決め難い。
民間の学校ではマンツーマンなので自分のことについてよく話す機会がある。生活での小さな悩みや、休日に遊んだことを報告したり、先生オススメの場所や食べ物などを教えていただいたりもした。
旅行に行った時はお土産を渡したり、逆に先生からお菓子やコーヒーなどをいただくこともあった。
先生と話しやすく、授業も自分のペースで進む。仕事をしていることに理解があるので宿題もほぼなく、授業の中でしっかり中国語の勉強をするといった感じ。

よくないと感じた部分は一人の先生がアムウェイの会員でここの商品はとても良い!と授業中に言われたことだ。(強く購入を勧められた訳ではない)

他にもグループレッスンもあるが初級中級のみ開講しており、個人レッスンの私は学校の中で友達ができたことはなかった(そもそもここで知り合いを増やす意識はなかったので当たり前ではあるが)学校で他の学生とすれ違うこともほぼなかった。


大学附属の語学センターはいろんな国籍の学生と交流したい人にオススメである。
毎日3時間一緒に授業を受けるので、仲良くなれる学生に出会える。
今まで同じクラスになった学生の国籍はベトナム、タイ、ドイツ、スペイン、韓国…など

民間は基本仕事をしている学生が多いので年齢層が高めだが、語学センターは基本留学生や、台湾の大学進学を目指す人、ワーホリの学生が多いので年齢層は若めな印象。
中国語が共通語なので、話す機会はたくさんある。
私が通っていた時は多くのクラスが開講されていたので自分のレベルに合ったクラスに入ることができた。
1クラス5〜10人ほどのクラスが10近くあった。(どのクラスも日本人は2、3人いた)

語学センターのよくないと思った部分は、先生によって授業の質に差がありすぎることである。私は3学期在籍していたが、最後の学期の先生はあまり良い印象を持っていない。
その先生は、大陸と台湾の政治問題の話題が好きで、家系的に大陸寄りの思想を持っていた。何度か授業中にいきなりその話題をあげる。台湾は私たち中国と同じで〜…といった感じ。一人ひとりの考え方はあるので、否定も肯定もしないが、わざわざ授業で取り扱うことに対しては大きな疑問はある。
他にも学生の意見をあまり聞こうとせず、自分のやり方を貫き通す。学生が意見をあげても、結局は先生の意見になる。
そして恋愛の話が好きで、執拗以上に学生に聞いてくる&意見を求めてくる。作文テストで、「自分が将来親に似た彼氏/彼女を作らないようにするには何をしますか?例を3つあげて説明してください」このように問題の意図がわからないテストが出てくる。

このように先生に対する意見はあるが、一緒に授業を受ける学生はみんないい人たちだった。学校を離れてからも連絡したり、遊んだりしている。


ただ、高雄という場所もあり、学生の数が台北と比べて圧倒的に少ない。初級〜中級レベルのクラスは基本開講されているが上級クラスは人数が少ないと開講されず、中級クラスに入ることになるので、語学をさらにブラッシュアップしたいという人は、学生や資源が多い台北の語学学校に行くことを強くオススメする。


今回は高雄での語学学校について取り上げた。語学学校はその時の生徒のレベルや生徒数によってクラスが変化するので一概にこうだとは断言できない。ただ、これから高雄の語学学校に通う人の参考になればと思う。

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