モチベーションってどんなミッション?
こんにちは。田舎の作業療法士の難波です。
今日、載せた写真は僕の心の支えになっている手紙。
”障がいをもつ子と家族について気にかけて下さってありがとうございます”
この手紙は大学の卒業研究の際に、身体障害、医療的ケアを必要とするお子さんが通所する施設の保護者の方々にアンケートや評価用紙を配布し、統計をとる研究をした際に、同封されていた。
忙しい中でアンケートや評価用紙を記入して下さり、こちらが感謝をしても仕切れないのに。こんな素敵な言葉をかけて下さった。
学生時代に行った、重症心身障害児・者や発達障害をもつお子さんとのキャンプや芋煮会、クリスマス会等では、保護者の方や対象者の方に、
「開いてくれてありがとう」「楽しかった!」と言って頂ける事も多々あった。
自分のような学生が勝手に行っていることに対して、僕の自己満足であるのに
心を込めて感謝していることが少々不思議に感じる事もあった。
ある医療的ケア児のお母さんがこう話していた。
私たち、この子の存在を知って貰えるだけでも嬉しい。と。
人との交流やホテルや旅館、外出先で泊まること、食べる事、楽しむ事、
彼らにとっての非日常的な生活を過ごすことは、ワクワクやドキドキが溢れる
本人にもご家族にとっても素敵な時間となる。
こう見ると、障がいをもつお子さんやその家族は1日1日を僕以上に全力で生きていて、見逃してしまう様な小さな事にも気づき、感謝の気持ちを素直に伝えることが出来ている。
多くの経験ができる様に支援する
ただ単にしてあげるのではなく、一緒に行うことで肌で感じる 体験する喜びも得ることができる。
存在を理解し、新しい経験につなげることができるか
というミッションがあり、
対象者と家族の
笑顔と「ありがとう」が僕のモチベーションとなっている。