「中学生のためのテストの段取り講座」を読んで

本書を読んで、自分で世界を構築することの重要性を学びました。

段取りとは、その日にするべきことを事前に把握することであり、
本書では、その方法として、円グラフによる一日の時間割の作成が紹介されていました。

ただ、大切なことはこの時間割を誰が作るかだと思います。

他人が時間割を作っている限り、やらされることややりたくないことが増えてしまいます。不満が募り、最悪の場合死を考えてしまうかもしれません。

そうではなくて、あくまで自分が時間割を作成することが大切であり、
それによって、自分の一日を自分の好きなことで埋めて、
その世界を生きていければ良いのではないか、ということを学びました。

自分で自分の時間割 (=世界) を作り上げる。
また、その予行演習として、テストのスケジュール作りがあると思います。


また反対に、自分がさほど好きでもないことに対しては、
時間を割かないことが大切なのではないかと本書を読んで思いました。

動画であったり、SNSなど何かと誘惑が多い現代において、
それを振り切って、時間割通りに好きなことをする。

これはこれでそう簡単なことではないと思っています。
人にもよりますが、それなりの覚悟が必要なように感じます。

だからこそ、筆者は「継続」という単語を重要視されていたのではないかと思います。

才能とは、何か人よりも優れた能力のことを言うのではなく、
「その人が何をどれくらい継続したか」が才能であると書かれています。

自分がそこそこに好きなことや誘惑を振り切ってでも、
自分が決めた、好きなことを行ない続ける。

この継続力が非常に大切であることを学びました。


最後に、本書全体を通じて、
大人になりきれていない大人が多いことが嘆かれていました。

つまり、漠然とした不安を抱えつつ、
働き続ける大人が多いと指摘されています。

『自分で自分の世界を構築して、それを継続していくこと』

この意識を持って生きることが、
本当の大人になるには必要なことではないかと本書を読んで思いました。










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