SIMも進化を続けている！eSIMに続くiSIMの仕組みとそのメリデリとは？
ご覧頂きありがとうございます！
本記事については自身の情報をインプットの為にまとめている記事になります。情報の漏れ/誤りがある可能性がある為、別途ご確認頂ければと思います(^^)
IoTの通信に必要になってくるSIMについてまとめてみました。業界の方であれば基本中の基本かもしれませんが、私はまだここを理解ができていない人間なので、基本から調べていきたいと思います。
・SIMってなに？
まずはここからまとめてみました。皆さん、SIMというとスマホの機種変更の際にご自身で差し込みを行った経験はありませんでしょうか？SIMは「Subscriber Identity Module」の略で加入者情報を特定する為のカードになります。データ通信や通話を行う際に端末にSIMを差し込む事で利用ができるようになります。また関連して格安SIMという言葉も聞くかと思いますが、大手携帯電話会社より安価な料金でサービスを提供しているSIMのことを言います。格安SIMを提供している会社は「MVNO」と呼ばれています。MVNOが格安でサービス提供できる理由は、大手の携帯電話事業者が持つ通信サービスを提供するのに必要な設備（基地局）を借りることで、自らは大きな通信設備を持たず、その分、安くサービス提供が行えるためです。格安スマホを提供している企業は以下のようなブランドがあります。
Y-mobile
UQモバイル
ahamo
IIJモバイル
to C向けのサービスを展開している企業ばかりの為、マス広告で目にした事があるのではないでしょうか。
ここでIoTに関連して考えた時に注意して頂きたいのはMVNO事業者が全て格安スマホ業者ではないという事です。格安スマホはあくまでMVNOの仕組みを利用した一つのサービス形態になり、MVNOの仕組みを利用して小型デバイスやセンサーに通信機能を付与しサービス化している企業はたくさんあります。ソニーネットワークさんの記事にわかりやすい記事を見つけましたのでこちらもあわせてご確認頂ければと思います。
https://mobile.nuro.jp/sumaho-arekore/howto/3315/
・eSIMとは（2016年に登場したSIM）
デバイスの小型化に合わせて、SIMカードは下の画像の通り小型化の努力を続けてきました。しかし機種変更の都度SIMの差し替えが必要などの運用の手間は残ったままで課題解決の方法が模索されていました。
そこでeSIM（Embedded-SIM）が登場します。SIMカードに相当する機能を端末に内蔵し、SIMカードに書き込まれる情報を遠隔でダウンロードすることができる規格になります。デバイス（スマホ）のSIMカードを差し替えをしなくても、加入者情報などのユニークな情報を書き換えて利用ができます。これは提供元としてもスマホ利用者も運用の手間を減らせる大きなメリットですね！
・iSIMとは？（2022年頃から登場）
技術はより進化していきます。eSIMの良さをそのまま残しつつデバイス側にSIM組込みスペースをなくす手段が模索されていました。より限られたデバイスの利用スペースを有意義に利用できるようにする為の検討ですね。
結果、iSIMが誕生しました！！！
iSIMは、SIM機能をメインプロセッサーに組み込み、パフォーマンス向上やメモリー容量の向上を目指す技術。eSIMでは、メインプロセッサーとは別にチップを備える。これに対し、iSIMではメインプロセッサーに組み込まれるため別チップの搭載が不要となり、そのスペースが解放されるという。
（以下URLを参照）
「え！！この小さいデバイスって通信できるの？！？！」と利用者が驚く1つのテクノロジーの要素としてこういった仕組みが使われているのですね。ホント素晴らしいと思います。iSIMはプロセッサー上で稼働する事で何重もの認証をかける事が可能とのこと、これも高度なセキュリティを保てる為、利用者からは安心な要素になります。（以下URLを参照）
・最後に
今回の記事をまとめる中でSIMに関する市場状況と進化について理解ができました。IoTに利用される通信技術にはSIMを利用しない通信も多数ありますので「課題解決の為に最適な技術」を選択してよりよいソリューションがうま続けていく事を願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。アライアンスを担当する立場として「自分が知らない技術情報がある事で検討範囲が狭くなる事を恐れて」noteを書き続けています。誤った情報については都度変更予定となりますがコメントなど頂けると嬉しいです！
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