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看護師さん、DKAって何ですか?! #4

『DKA』:糖尿病性ケトアシドーシス。

 血液中の糖を体内に取り込むために必要なインスリンが不足することで起こります。インスリンが不足するとエネルギーとして糖分を使えない代わりに脂肪酸を使うので、その結果として体が酸性に傾いてしまい生命を脅かします。

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 看護師さん、DKAって何ですか?! #1
 看護師さん、DKAって何ですか?! #2
 看護師さん、DKAって何ですか?! #3


1.3日目

 今朝は、点滴の交換から始まる。
6時間ごとだった点滴が、12時間ごとに変更となった。
 
 また、前日に担当医から言われた通り、内服薬の服薬が始まった。2種3錠を朝・夕食後に飲むように指示された。(朝:2種各1錠ずつ、夕:1種1錠)

 朝食前の注射を打ち、お待ちかねの食事時間だ。病院食は薄味だとか、いまいちだとか耳にすることはあるけれど、非常に美味しかった。

 ただ、量が少なめになるので、じっくり味わって食べようと思った。口喝は未だ改善されていないため、唾液がなかなか出てこないのが辛い。

 担当医のひとりから言われた言葉に、内心ビビッてしまった。
『(糖尿病の)類型が、はっきりしない。』
軽くでもいいので、「2型」ですね。って言われた方がしっくりきたのだが、DKAが1型で多いという情報をもっていたため、この後しばらく悩んだのを覚えている。

朝食

2.トラブル発生

 点滴は接続されているものの、基本的には院内フリーの許可をもらっているため、売店までは歩いていけることになった。
とは言っても、売店は外来を抜けた奥。ぼくの部屋は5階の隅の方。外来診療中は動き回らず、夕方以降に運動(リハビリ)を兼ねて歩くことにした。

 ふと気づくと、点滴が落ちていなかった。どうやら詰まってしまったようで、一旦点滴を抜くことになった。昼食後に再度接続予定だそうだ。

 昼食は、カボチャの煮物、ホウレンソウの胡麻和え、鶏の照り焼き。
純粋に美味しかった。次の食事が待ち遠しい。

 昼食後、点滴を再度接続される。

昼食

3.再びのトラブル

 夕食は、見た目はあっさり。どう見ても薄味。しかし、しっかり味は付いていて、とても美味しかった。果物がつくようになったが、果物って美味しかったんだね。最近は、好んで食べてなかったから、素直に感動した。

 前日も感じたことだが、やっぱり味覚がおかしかったと再認識した。

 担当の看護師に言われて気付いたのだが、明らかに点滴の減りが早い。
予定の倍速ほどで滴下していたようで、移動した際に触ってしまったようだ。

 予想通り、12時間で終わる点滴が6時間で終了してしまい、一旦解除。就寝前に三度点滴を接続するらしい。

夕食

4.スケールの把握を始めました

 3日目の夜になって気付いたのだが、どんな注射を打っていたのか見ていなかった。また、血糖値測定をしているのに、血糖値を気にしていなかったことに、がっくり。

 就寝前に打ったインスリン注は、6単位とのこと。
(※この時点では、どんな血糖値でインスリンが何単位になるかはわかっていませんでした。ちなみに、あとでわかりましたが、6単位打つときは血糖値が『300~350』の時でした💦)

 就寝時に12時間予定の点滴を接続し就寝。今日の反省を踏まえ、血糖値とインスリンの単位数を記録しようと心に決めたのでした。



5.まだまだ高血糖

 ということで、トラブル続きの3日目でした。この時点で、実はインスリンを継続していかないと駄目なんだ・・・と覚悟はしていました。ましてや、「類型がはっきりしない」なんて言われてますから、なおさらですよね。
 この記事を書いている現時点でも、類型ははっきりしていません。先生曰く、「1型にしては、インスリンが枯渇していない。が、1型にみられる自己免疫抗体が少量だが陽性となっている。緩徐進行型というタイプもあるので、判断を早まりたくない」と、入院6日目に受診した糖尿病内科にて言われています。

 700を超えていた血糖値が300台になりましたが、日に4回のインスリン注と血糖検査。このやり方を勉強しなきゃならないんだなぁ、と思うようになった3日目の出来事でした。


 では、また別の記事で。


#毎日note #note日記 #糖尿病 #糖尿病食 #インスリン

 

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