平川道也

川口市在住。システムエンジニア。1992年に19歳で共産党に入党。東大法学部卒。201…

平川道也

川口市在住。システムエンジニア。1992年に19歳で共産党に入党。東大法学部卒。2017年、共産党公認で衆院埼玉二区(川口市)立候補。共産党埼玉県委員会の言論封じに抗議し2020年離党。

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政党が前に出たらいけないのか

「政党ばかりが目立つな」との声  以前からですが、公職選挙で幅広い市民からの支持を得たい陣営に対し、内外から「政党色を薄くしろ」との(もしくはそれに近い)「助言」がしばしば上がります。  私は、以前からこの種の発言に強烈な違和感がありました。政党というのは市民によって構成された結社であり…というか市民のうち政治に対する意識の強い人の集まりが政党です。幅広い人々の結集を呼び掛ける中で、政党もその一角であるはずです。政党だからと言って、特定の市民の活動を抑制するのは、矛盾では

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      • 日本共産党は、不誠実な選挙総括を改め、失敗を直視せよ

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        • 共産党の草加市議団問題について

           2022年10月23日に実施された草加市議会議員選挙で、日本共産党は4人の候補のうち1人当選、3人落選という結果となりました。その4年前の選挙では共産党は5人を当選させており、その後、議員の不祥事をめぐって1人辞職、3人が離党し別会派を結成、一般党員からも離党者が相次いだのちの選挙であり、注目されていました。なお、離党した3議員は今回の選挙でも立候補しており、うち2人が当選しています。  今日に至るまで、さまざまな情報・主張が錯綜しておりますので、自分なりに整理し、考えを述

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