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『認知症』の呼び方、どうしてる?

こんにちは、un.大澤です。

今回は、認知症の高齢者に対しての呼び方について書きたいと思います。

現代の日本は超高齢社会となり、認知症と診断されている65歳以上の高齢者は現時点で7人に1人といわれています。
あと2〜3年後には高齢者の5人に1人は認知症となるとも推測されています。

今となっては『認知症』というワードが一般的となっていますが、以前は別の呼び方をしていたのはご存知でしょうか?

1991年(今から30年くらい前)に老人保健法では『老人性痴呆』と呼ばれていたんですね。
聞いたことある方もいるかと思います。
その他『老人ボケ』なんて一般的に言われていたりもしました。

それを聞いてみなさんはどう思いますか?
自分の親がもし認知症となって、他人から『痴呆』や『老人ボケ』と言われたらちょっと嫌な気分になりませんか??

厚生労働省で新しく呼び方を『認知症』と変えたのが2004年です。
(私が学生の頃に勉強していた頃はまさに『老人性痴呆』と習っていました。)

やはり『老人性痴呆』というワードには侮蔑性があるとのことから『認知症』と呼ぶようになったんですね。
病気と診断され扱われることで、その方の尊厳を守ることになりました。

未だに高齢者施設へ行くとベテランの職員さんの中には『痴呆』とか『ボケ』というワードを口にしている方もいますが、私は必ず『認知症』と言うようにしています。

ご本人が「私ボケちゃって〜笑」と言うなら別ですが、こちらから言うのは意味が違うかな?と思うからです。

普段、認知症の方に対して『認知』とも言わないようにしています。
発している側はそんなつもりがなくてもなんとなく小馬鹿にしているように感じてしまい、『認知』と言うことに抵抗があります。

色々と書きましたが、何より大切なのはその方の尊厳を大切に、敬う気持ちを持って接することだと思います。

認知症でも人生の大先輩として敬う気持ちは忘れないように


訪問美容師として、高齢者と関わる機会が他の美容師さんたちより多い私たちだからできることをやっていきたいなと日々感じております。

お読みいただきありがとうございました♪


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