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学習とは何か?|「学び」との違いから「学習」を理解する

これから「個と組織の学習と成長」というテーマで記事を書いていきます。

今回は「学習とは何か?」について考えてみたいと思います。
私たちが日常的に使う「学習」という言葉には、どんな意味が込められているのでしょうか?


学習の定義

学習とは、新しい知識やスキルを習得し、それを実生活や仕事に活かすプロセスのことを指しています。広義では、経験を通じて行動や思考が変わること全般を指す場合もあります。

学習と学びの違い

「学習」と「学び」は似たような意味を持っていますが、微妙な違いがあります。

  • 「学習」
    形式的・体系的に知識やスキルを習得することを指します。学校教育や研修、コースなど、組織的な場で行われることが多い言葉です。目標が明確で、結果が評価されやすいのが特徴です。つまり、「学習」という言葉には目標を明確にした知識・スキル習得という意味が込められています。

  • 「学び」
    より広義で、非形式的な知識や経験の習得を含みます。日常生活や仕事の中で、偶然の気づきや自主的な探求を通じて得られるものです。学びは個人の興味や関心に基づいており、自発的・自然発生的に行われることが多いです。言い換えれば、「学び」とは目標を明確にしない知識や経験の習得を含む意味合いが込められています

学習と学びの必要性

社会人にとって、これまでの時代は「学習」が特に必要とされてきました。これはある目標・ゴールを設定し、それに向けた必要な知識・経験を獲得することが重要視されてきたからです。

しかし、これからの時代、「学び」の重要性が高まっています。

変化が激しい現代社会では、一度学んだ知識やスキルがすぐに陳腐化してしまうこともあります。また、変化によって目標そのものが変わっていくこともたくさんあります。
そのため、固定された目標に向かうだけでなく、柔軟に新しい知識や経験を取り入れる「学び」の姿勢が求められるのです。自分の興味や関心に基づいた学びは、意欲的かつ持続的な成長を促し、変化に対応する力を養っていくことができます。

まとめ

「学習とは何か?」について、「学び」と対比させて考えることで、個人としての成長に繋がるヒントが見えてきました。

「学習」と「学び」のどちらか一方が大切でなのはなく、個人の置かれた状況において「学習」と「学び」のバランスを取りながら知識や経験を取り入れていくことが重要そうだということが分かってきました。

引き続き、「個と組織の学習と成長」というテーマで共に学びを深めていきましょう。


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