忘•出会い編①

さて、とりあえず恋愛振り返りで初彼氏との出会い編から書いていこうと思います!
自己紹介の長文で触れた通り、元彼と仲良くなった話をするにあたって、まず社会人になってから、私が休職していたストーリー(?)に触れなければいけません!
ザックリ言うと、弱っている時に、理解のある彼くん的な対応をしてくれた同期男子に沼ってしまった感じなのですが、細かく書くと色々ありますので...余すことなく語らせていただきます笑

働く地域は違ったものの、同じ会社内での恋愛だったので、女子会のネタとしてはかなりいいコンテンツだな〜!と我ながら思います!
同期の中で付き合ってる人いたんだ🥹✨みたいなキラキラ話から少々思い出すのもキツイ話まで、短期間だけどそこそこ色んなことがありました。
社内結婚とかまで出来たら面白かったけど、別れるのもリアルだしね...。
それでは、まず出会い編からお付き合いください!
文章整理するのが苦手なので、私の主観で語る感じの小説風の文で書いていきます!
※会社の規定やプライバシーを守るため、所々にフィクション入れてますが、話の内容には影響ない感じにしてます。

出会い編①
入社式。
新卒就活でなんとか内定を得て入った会社は、
東京に本社を持っていた。
そのため、都会の某ホテルに新入社員や、各部署のお偉いさんが集まって入社式が行われていた。
同期は数十人いたが、地方にいくつかのオフィスや研究所と、全国に営業所があり、基本的に配属はバラバラ。みんな一緒に働く仲間、というより、同じ会社に所属はしている情報交換相手、といったイメージだった。
特に、私は少々特殊な配属先で、正直、配属先を通知されたときは、「え?なにこの部署?なにすんの??」といったところだった。
後々知ったが、新卒採用では、基本は営業か専門職のどちらかに配属されるが、一応総合職という扱いになるため、たまに、人事だとか人手不足の特殊な部署、表立って募集をかけていないところに配属になる人がいるらしい。
不思議な配属〜とか思いながら辞令を渡され、堅苦しい入社式が終わっていった。

入社式が終わったあとの懇親会では、同期数人+お偉いさん1人が席に座り、会食や自己紹介などが行われた。
自己紹介ではまさかのトップバッターをやらされた私。最初から変に目立ちたくないので、当たり障りなく入社した意気込みなどを語り、席に座り直した。
自己紹介中盤、男性陣はギャグや冗談をかます強者も現れていき、私は内心ちょっと引いていた。
特に1人、「人事の〇〇さんと親戚です笑」だとか、ちょっとわかりにくいボケをかましていた奴がいて、周囲の何人かが騙されかけたりしていた。あと、「研修中に全員と会話したいです😄」とも話しており、陽キャアレルギーを抱える私は、ぼんやりと、悪い奴ではなさそうだけど、、仲良くはなれないだろうなぁ〜とか考えていた。
しかし、同時に、空気を凍らせるようなすごくヤバイ奴がいないことなど、同期全体の雰囲気は良さげな様子に安堵していた。

懇親会が終わり、次の日から1週間ほどの全体研修が続いた。研修中は少々厳しいグループワークなども続き疲れていたが、みんなで同じホテルに宿泊し、夜は部屋で女子会をしたり、楽しい時間も過ごすことができた。
研修何日目かで、話したことのない同期数人とエレベーターに乗り合わせた。
なんとなーく今日も疲れたね、えっと名前なんだっけ?部屋何階?などと会話を重ねる。
その中に、少し緊張した面持ちで、「あ、paraさんですよね?よろしくお願いします💦」と話しかけきた男子がいた。
あ、あの、懇親会でふざけてた奴だ!名前はたしか、、片寄くんだ。
チャラいタイプかなと思ったけど、思ったより真面目そうな話し方だ。普通に明るい人なのかな?勝手に抱いていた悪いイメージとのギャップがなんだか可笑しくなり、
「なんでそんなにかしこまってるんですか?笑
片寄くん、よろしくね!」
と挨拶を交わし、部屋に戻った。

その後、研修は無事に終わった。
一番の収穫は、在学中は面識はなかった、同じ大学の女子、Aちゃんと仲良くなれたことである。
Aちゃんは、電車で1時間半ぐらいの距離に配属されていたので、働き出してからも遊ぼう、という話をしていた。

正式に配属されてOJT研修がはじまってからは、慌ただしい日々が続いた。
厳しい上司や、新人には荷が重い仕事内容、初めての一人暮らしと全てに疲弊していた。
しかし、仕事の中で、研修のときには話したことのなかった、専門職の同期男子・山口くんと仲良くなった。
山口くんは、働く場所は関西の研究所だった。
直接会ってのやり取りはしないが、私が研究所に相談の電話をかけることが多かったので、たまにLINEや電話で仕事の愚痴を言い合ったりしていた。
山口くんは院卒なので歳は2つ上で、親が転勤族で、転校を多く経験していた人だった。
一言で言ってしまえば、コミュ力の高いお兄さんである。
私には3つ上の兄がおり、なんとなく兄貴代わりみたいな感じでよく話していた。
年上なだけあって、時々キツイ言葉も浴びせられたが、兄貴に言い返す感じで返答していたら、お前頭おかしいな!となんか面白がってくれていた。

新人ならではの辛い日々が続く中、山口くんと話す時間と、もう1つの大切な時間が、私の支えとなっていた。
もう1つとは、好きな人と飲みに行く時間だ。
当時の好きな人は、大学時代の同期で、海くんという名前だった。
院進していたため、大学院1年生だった。
小柄で、顔立ちも喋り方も落ち着いた感じ。
でも、時々いたずらをしてきたり少年っぽいところもあって、研究熱心で、可愛い人だった。
大学2年生のときに実験班が一緒になって、正直第一印象の雰囲気でちょっと気になっていた。
4年生になって研究室で話したり、飲みに行く機会があって、気づけば完全に好きになっていた。
それでも、進展させる勇気はなくて、ただたまに話せれば幸せ、推し!といって騒ぐのを楽しみにしていた。
卒業前は、2人で飲み会の幹事をする時間が、何よりの幸せだった。

しかし、私は社会人になってからしばらくして、「大学の同期」という関係性では満足できなくなってしまう。
きっかけは、私が仕事が辛くて、週末の金曜日に何か楽しみを作りたくて、研究室飲みを開催したときのこと。
結構忙しい研究室だったので、来られそうな人を海くんが集めてくれる流れになった。
しかし、当日を迎えてみると。メンツが集まらなかった。
つまり、サシ飲みになってしまったのだ。
仕事終わりに、ごめん、みんな来られなくて、サシでもいい?という通知をみてドキッとした。
そこから、バチっと恋愛スイッチが入った。
今考えたら、成り行きで2人で飲むことになっただけで、少し浮かれすぎだったけど、せっかくならデート気分で、と仕事終わりにできる限りのおしゃれをした。
入念にメイクを直すのはもちろん、電車の中でわざわざイヤリングを着けたりして、ドキドキをプラスしていった。
2人で待ち合わせしたときに、見慣れないオフィスカジュアルに身を包んだ私に対して、少し照れた反応をした彼の顔がとても可愛かったのを覚えている。もしかして、今、ドキッとしてもらえたのかな?と私にも緊張感が芽生えた。
そのあと2人で飲んだ時には、周りの人の近況とか、当たり障りのない話をして終わってしまったけれど。

もっと知りたいな。帰り道に1人で呟きながら、私はスマホを手に取り
「楽しかった、今日はありがとう!また2人でもご飯行きたい!」とLINEを送った。
この片想い、成就させたいな、頑張ろう!と決意して眠りについた。

2、3ヶ月後には、2回目の全体研修があった。
2回目の研修は、某感染症の流行でリモート研修となった。
そして私は同日に、2回目の海くんとのサシ飲みを計画していた。
まだ火曜日だか水曜日だかのド平日に、よくそんな体力があったものだ。

また、先に結論を言ってしまえば、この研修で、同期グループができ、その後の初彼氏・片寄と付き合うフラグが立ちはじめる。

キリがいいので、今回の話はここまでとします。
次回、研修2回目から書いていきます!
時系列的には、この時期で新卒1年目、6〜7月くらいです。

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