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読んでるうちに生まれた問い「ジャニーズは良いこともしたのか?」。読了日記『ナチスは「良いこと」もしたのか?』


本の紹介

ナチスって、実はいろいろな人が良いこともあったって言ってるんだよね!日本のネット界隈やドイツ国内の一部メディア、そしてトランプ前大統領も、たとえ本人がフェイクニュースって否定しているけど、そんな主張をしてるよ。


それらの主張の根拠の一つに、ナチスの育児支援政策があるんだ。母親学校っていう場所で、母親たちにトレーニングを受けさせたり、相談所をどこでも設置したり、乳児用の洋服やベビーベッド、食料品などを提供したりしてたんだよ。


だから、育児をサポートする政策としては、なんとなく良い点もあったって言うんだろうね。日本でも参考にすべきって考える人もいるんだよ。


でも、この本では著者が「良いこと」って何かをきちんと説明して、ナチスが何をやってたかを史料をもとに調査してるんだ。ナチスって何者なの?ナチズムって何なの?ナチスの政策って本当に良かったのかを、詳しく考えてみてるんだよ。


感想

この本から、大事なのは、情報をちゃんと確かめずに、一つの情報源だけで自分の意見を言うのはちょっと危ないってことだよね。

ナチスの政策や思想についても、わかりやすく説明されてるし、自分も色々学べたよ。特に、ナチズムと社会主義、共産主義の違いを理解するのに役立ったよ。ナチスの考える平等って、根本的に違うものだと分かったよ。


でも、一方で、ただ情報を盲信して、単純に批判してしまう人たちについても考えさせられるんだよね。ネットのコメントって、そんな感じがするよね。


最近だと、ジャニーズについても同じような話が出てるんだよ。ジャニー喜多川やその周りの問題が隠されてたことは事実。東山も何かしら関わってたらしい(これも事実は不明)で、それは問題だよね。でも、この問題は複雑だし、ただ単純に結論が出る話じゃないと思うんだ。


それでも、メディアの情報だけを信じて、ネット上では強烈な批判が広まってるいるように見えるんだよね。


でも、別の視点から見てみたら、アイドルは頑張っているだろうし、そのファンも助けられていると思うんだ。そういった良い面も含めて断罪されているように見えてしまう。

この本では、そういった情報の捉え方の危険性と愚かさを学ぶことができる本だと思う。
この本では、ナチスの政策を3つの観点から「良いこと」を評価してるんだ。
①オリジナリティーがあるかどうか
②良いこととしての目的があるかどうか
③実際に結果が伴ったのか。

さて、育児支援政策についてだけ触れると、この3つのポイントで言えば、こんな感じなんだ。

①オリジナリティー
他国の政策をパクるってのは、あんまりクリエイティブじゃないよね。ナチスは他国を見て、まんまコピーしてたってわけさ。

②目的
これがかなりブラックだね。アーリア人種のエリートだけを優遇して、他の人はスルーってのは、かなり差別的だよ。障がい者、共産主義者、ユダヤ人はダメってことで、子どもを産まない国民には罰が待ってるってのは、ひどいよね。

③結果
出生率が上がったってのは事実だけど、それはこの政策のおかげじゃなくて、恐慌からの回復で経済が持ち直したからだよ。それに、戦争が始まると、この政策もどんどん形骸化していった。

このように各政策について検討した結果、この著者の結論は、全部の政策がいいことじゃないっていうことなんだ。

評価の基準を明示した上で意見を述べていることに研究者としての矜持を感じるし、この考え方は汎用性が高い。

良いこととは何かを整理した上で、物事を評価することは大事だし、実際多くの人にとってこれは難しいんじゃないか。

だからこそ、この視点が学びになった一冊でした。

今回はchatGPTで、文章をラフにしてみました。

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