Google for Education活用事例④

【Googleフォームを活用した理科の学習内容の振り返り(電子化・集計時間の削減)】

従来は紙を用いて行っていた理科の授業内容の振り返り(章の学習の終了後)をGoogleフォームを用いて選択式・記述式で回答できるものを独自に作成しました。そのデータをclassroom内に課題としてデータをアップロードし、回答できるようにしました。

この振り返りの学習は以前紹介した「学びのイノベーション事業」実践研究報告書(平成26年度)の学校におけるICTを活用した学習場面の中の「B1(個に応じる学習)」、「B5(家庭学習)」に当てはまってくると私は考えています。

Googleフォームは、簡単にアンケート等を作成することができる標準のソフトウエアです。その利点を用いて今回は、振り返りができないものかと考え、やってみたところです。

課題の回収を行う際にメールアドレスが集計に利用されるので個人の判別ができるようになっていますが、正直生徒の個人のメールアドレスから個人を判別するのに手間がかかると私は思っています。そのため、今回は回収後の集計をわかりやすくするために生徒にあえて氏名を記入させて回収することとしました。また、生徒がGoogleフォームでの回答操作になれさせるという意図で学年やクラス等の項目もあえて作りました。複数回答をさせることも設定でできたり、回答を1度のみという設定で課題を配布することなど細かい設定もできます。

このGoogleフォームの最大の利点は、回収をしたデータの確認も容易にでき、誰がどのような内容を回答したのかということもひと目で分かるようになっていることです。その集計結果を円グラフで視覚的に確認することもできますし、Google スプレッドシートにデータを出力することもできます。この結果をうまく評価と結び付けられるようにしていきたいなと現在思っているところです。CSV形式での書き出しも可能のようですが、書き出すと文字化けをしてしまいうまくいきません。書き出しをする際にはこの点を注意する必要であると思いました。一度、スプレッドシートからEXCELに保存をしなおすという段階を経ることでこの問題は解決されました。

実際に生徒に課題として配布したGoogleフォームとGoogle スプレッドシートに出力した回答結果のデータと回答結果の円グラフを添付資料で掲載します。よかったら先生方の授業実践の参考としてください。


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