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アイデンティティ・クライシス

アイデンティティ・クライシスに陥った。

定年直前に、または老後に考える問題なのかとたかをくくっていた。

休職延長になり、実質あと一年無職が決まる。

体調が悪いときは、休みで良かったと感謝する。

体調が悪くても、心次第で「無職」を痛感し、存在意義を問うくらい考える時間が増える。

仕事場に行くのは嫌だが、拘置所にいるような感覚さえ出てきた。

外に出たくはないが、人に関わりたい。

人に関わりたくないが、外に出たい。

外に出たくないし、人に関わりたくもないが、この部屋からは出たい。

そんな様々な感覚が、毎時間変化し続ける。

私が私にしてあげられることがたくさんあるはずなのに、なにもしてあげられない。
というかそんな気力は理想。

やればできるが、だからなんだというんだ。

わざと部屋を散らかした(物を床に投げた)が、自分がよければ別にいい。

恋人も自身のことで参っているようなので相談などもってのほか。

狂ってるわたしを見たら即効無視からのフェードアウトが妥当だろう。

今はなんとしても失うわけにはいかない。
平然を取り繕ってまで必要な存在。
失ったら狂うのはわかりきっている。

そもそも、そのせいで狂ってしまったのか。
もうわからない。
この道を正解にしたい自分と、全てを清算したい自分とのたたかい。

起きている間が地獄なので、日中寝れるように、朝方に睡眠薬を飲む。

このままさようならだったらいいのにと、毎朝願って、お決まりで午後に起きる。
睡眠薬がまだふわふわしているうちに二度寝をして、現実逃避する。

そのうち夜になる。
彼が家に帰るまでが、不安でしにたくなる時間。

昼手前まで起きていて、夜まで寝ればいいのか?

生活リズム?なにそれ?
私の心がそれを拒む。
正しくないのはわかってる。
正しいことをすれば回復が早いこともわかってる。
なぜできないんだろう。

何度、このケータイを投げて使えなくして引きこもってしばらくひっそりしようかと思っていることか。

休職4ヶ月目、新境地にきているようだ。

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