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3時間ぶっ通しで読んだ「本日は、お日柄もよく」の感想をそのまま

タイトルの通り読み終わって、思うがままに書いた感想。変なこと書いてるかもしれませぬが、記録として。

もう泣いた。大号泣。帯にある通り「勇気をもらえて、泣ける本第1位」であると思う。

心に残った言葉を書く

- 今すぐにまっすぐに
- 困難に向かった時、もうダメだと思った時、想像してみるといい。3時間後の君、涙が止まっている。二十四時間後の君、涙が乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。
- 変わらなくても満足ならば、あえて変える必要はないだろう。けれど、よりよく変わるならば、変わった方がいい

こと葉が久遠久美との出会いで人生が変わっていく物語。そして初めの場面と終わりの場面の対比。一貫して今川のおじさんへの周りへの愛が、周りからの愛があった。そして恋が終わり、また恋が始まる。こと葉とワダカマとの関係性。全員の家族愛。全てが素晴らしかった。

私もこと葉や厚志と同じで政治には興味が無いしどうせ変わらないと思っている身であるが、これを見たら私も政治をちょっと知ってみようかなと思える。そんな効果もあるこの本。

スピーチライターという仕事に対してまっすぐなこと葉と久美、そしてワダカマ。全員が仕事にまっすぐな様は胸が熱くなる感じがした。

言葉が時に人の心や、人生や世界を変えることがある。かと言ってそれに慢心してはならないというこの本のメッセージは言葉の重みを私たちに伝えてくれてるように思う。

私は長所でも短所でもあるのだが人がいい気分になるような言葉を瞬時に放ちがちだ。人を上手く誘導するような言葉と言ったらわかりやすいだろうか。無意識に行っていることではあるが、自分をよく見せようと相手が喜ぶことを言いがちだ。ただその分私の言葉はいつも軽いのだと思う。本心でもないことを言っている時もあるから。スピーチも得意な方だ。自分を上手く見せるのが得意だから。でももしかしたら中身は伴ってないのに上手く見せてるだけなのかもしれない。この本はそんな私に言葉の重みと中身の重要性を教えてくれる。もっと自分自身の言葉を大切にしようと思った。

現代はSNSの普及により、軽く言葉を言い放つことができるようになっている。だからこそ相次ぐ誹謗中傷もあると思う。簡単に言葉を発することが出来る時代だからこそ、言葉の重みを理解する必要があるとこの本を読んで感じた。言葉は絶望にも希望にもなる。そのどちらを選択するのかは自分次第である。だからその選択を間違いないようにしたい。

話上手は聞き上手だから。もっと色んな人の話をちゃんと聞けるようになりたい。

「言葉」とか「話し方」に私は興味を持っているのかもしれないということに気がつくことが出来た。今後も色んな言葉に触れていきたいと思った。そしてもっと読書をしたいと思えた。本当に良い出会いだった。読んでよかった。

私も自分の言葉とかスピーチとか物語とかで人の心を動かすことが出来たらなぁ、、と思う。今はまだ全然だけど笑。いつか、ね。

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