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里山歩きのススメ。Part 5 〜紅葉🍁だより(飯縄山)

季節の移り変わりを楽しむ

 里山の楽しみは、季節の移り変わりが顕著に現れることだ。

 つい数週間前までは、いつまで夏が続くのだろうかと汗を拭いながらブツブツ言っていたのが嘘のように、お彼岸を挟んで見事に空気が入れ替わってしまった。

 まだ秋深しとはいかない向きもあるが、少し山の中へ入って行くと、季節の移ろいが進んでいることが分かる。

飯縄山 〜南登山道

 この写真は、先週木曜日の飯縄山の南登山口から100メートルほど登った一ノ鳥居(標高1,200m)の風景だが、辺りはまだ青々としている。

一ノ鳥居

 同じ日。
 更に、100メートルほど登った標高1,300m付近では、写真のように、わずかながら紅葉が始まっていた。

標高1,300mの二合目付近

 飯縄山は、私にとっては「ホームグラウンド」なので、季節ごとにはお邪魔している。
 今年は、春から5回目の山行になるが、何度行っても同じ景色には出会えない。
 いつもと同じ顔で迎えてくれるのは、この、山頂標だけだ。^ ^

低く垂れ込めた雲で、眺望は少し残念な山頂だった

 なお、飯縄山は、標高1,917メートルの日本二百名山なので、厳密には「里山」には分類されない山になると思うが、まあ、「市民の山」として多くの人に親しまれ、信州の里山総選挙(冬山編)でもトップ10に選出されているので、ここは「里山」の括りに入れさせていただくことにしよう。

霊仙寺山へ

 この日は、山頂に登頂してから、となりの霊仙寺山まで足を延ばしたところ、こちらはいい具合に色づき始めていた。

霊仙寺山山頂(背景は飯縄山)
霊仙寺山山頂から野尻湖・斑尾山を望む
霊仙寺山から飯縄山を望む

雲の冠 👑

 霊仙寺山からピストンして飯縄山に戻ると、低く垂れ込めた雲が、珍しい形で、冠のようになって南峰にかかっていた。

 山頂からの稜線には薄日が差して、両側の笹が光ってビクトリーロードかのような風景が見られ、正に、一期一会の景色である。

 10日もすれば、また違う景色が見られるだろう。

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