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もしベーシックインカムが導入されたら?貧乏にならないための金融知識

今回の記事ではベーシックインカムというものを解説してしていきながら、万が一、国がベーシックインカムの導入に踏み切った場合にどうしていくのが賢い選択肢なのかということを考えていきます。

お金がもらえて素晴らしい制度のような気もしますが、どうゆうものなのか理解しておきたいと思います。

※この記事は過去の記事をリライトしていますので、情報が古い可能性がありますが、考え方自体は変わらないので、リアルタイムに活かすことができると思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。

自己紹介はこちら↓



ベーシックインカムとは?

ベーシックインカムとは国から個人に毎月お金を支払う「年金」のような性質のもので、今回提唱されているものは国民1人1人に支給するものの、所得制限を設けるという話も出ているようです。

私の職場では障害年金の受給者さんや生活保護の受給者さんがいますので、イメージはし易い仕組みでした。

しかし、ベーシックインカムとは働いている人も、働いていない人も高齢者も子供も障害者も一律で支給されるものという内容になっています。

こんな、夢のような制度が創設されたら、働き方改革がマジで浸透するような気もしますが、このベーシックインカムは未だ、「提言」の段階で、なんの議論にもなっていないので、喜ぶのは時期尚早です。

ひろゆき氏が提唱していた

ひろゆき氏を知っている人は多いかも知れません。
ニコニコ動画でお馴染み、ニワンゴの取締役だった方です。
現在はフランスで会社経営をしながらYouTubeでもLive配信をしている方です。

この方も、社会の不均衡や豊かな生活の実現のためにベーシックインカム論者でした。

ひろゆき氏は政治的に導入するのは難しいと話していました。

(既得権益層から権限を奪い、賛同が得られないことが原因だそうです)


ベーシックインカムのメリットとデメリットを挙げる

一旦メリットとデメリットを列挙していき追々深掘りしていこうと思います。

メリット

  • 所得アップになり生活が豊かになる

  • 田舎生活が見直される

  • 働き方に幅が出る

  • 所得の再分配になる

  • 経済の好循環が見込める

  • 公共事業などのばらまきより効果がある

デメリット

  • 財源の問題

  • 労働力の低下

  • 資産分布の2極化が増幅

などなどが、挙げられると思います。

次からの章では深掘りしていこうと思います。


メリットについて深掘りします

基本的には所得がアップして使えるお金が増えるので生活は豊かになります。

そして、テレワークなど、通勤が不要な人は田舎生活でも仕事ができ、生活費も抑えることができることから田舎暮らしが見直されると思います。

働き方はどうでしょう。

お金を稼ぐことより、プライベートの時間を優先したい人は正社員からアルバイトなどへチェンジして働く時間を減らすかもしれません。

それから、経済的には所得の再分配になり、経済が循環すると考えられます。

例えば年間の所得制限を設けてベーシックインカムを支給するということは高所得者はもらえませんが、低所得層はもらったお金を使う可能性が高いです。

低所得者層の人がお金をもらえば消費につながるので、経済の循環が良くなるようにおもいます。

最後に、「良いばらまき効果」があると思っています。
株式市場的には日銀がETFを買って株式市場を買い支えています。(これも一種のばらまきです)

すると日銀が企業の筆頭株主になってしまいやすいですが、ベーシックインカムをもらった人の数%の人が株式投資への比率を上げることで「日銀の買い支え」を上回る効果があると思います。


デメリットについて深掘りします

一番のデメリットはそもそもベーシックインカムが行えるだけの財源があるかどうかでしょう。

竹中平蔵氏は医療、介護、福祉、年金の社会保障費を見直してベーシックインカムに移行させれば財源は賄えるという案を出しているようです。個人的には試算してみて、それが、実現可能であれば、試しても良いのではないかと思います。

とは言え、「働かなくても収入がある」というのは怠慢な人を生産してしまうのではないか?という議論もあると思います。

しかし、私は低所得者層の家庭で育つ子供に教育をもっと注ぐためにはベーシックインカムはやった方が良いと思いますし、仕事しなくても生活できてしまう人はそれで良いと思います。

労働力が低下=労働者が少なくなるということは賃金のベースアップにもなるのではないかと考えます。

これは日本の停滞を止めるのに必要なことだと思います。

資産分布の2極化というのは「資産がある人はもっと裕福に、無い人はますます貧困に」ということですが、ベーシックインカムをする上で、「働き方」や「お金の保管方法」はもっと勉強すべき課題だと思います。

簡単にいうと、毎月7万円をそのまま消費してしまう家庭はいつになっても資産を積み上げることはできません。

しかし、毎月7万円を投資して金のなる木を育てていくとどうなるでしょう?10年後には元金が840万円で元利合計は1,030万円になります。

20年だと元金1,680万円で元利合計は2,560万円まで拡大します。

何が言いたいかというと賢く運用をすると将来にお金を残せるが、考えなしに消費するだけだとただなくなっていくという話です。

金融リテラシーがあるかないかで今後の資産分布はさらに2極化していくと思います。


ハイパーインフレの心配はないの?

このブログでは将来、お金の価値が目減りするのではないか?という示唆をし続けてきています。

なぜなら、中央銀行がお金をばらまきまくっているので、将来、1万円札の価値は数千円の価値にしかならないという話をしてきました。

これは中央銀行が市中に流通させるお金の量を増やしているためにインフレになったり、将来のお金の価値が目減りするということです。

インフレになるかならないかと言えばインフレになる可能性はあります。

それは教科書通りの話で、市中に流通させるお金が増えれば、企業はモノの値段を上げても買ってもらえます。

すると賃上げも進んでいきます。

この循環でインフレになりますが、日本にはこの循環がどうしても必要なのです。

日本の借金は1,000兆円をゆうに超えています。どうやってその莫大な借金を返していくかというと「価値のなくなった円で返済していく」のです。

昔、アメリカは同じようなことを日本に対して行いました。

それがプラザ合意です。

プラザ合意では1ドル235円から150円へとドルを切り下げていったのです。

ドルの価値を目減りさせたわけですが、貿易の観点から見れば円高になるということは日本にとってはマイナスの影響しかありません。

これがのちに80年代の日本バブルの終焉と失われた30年につながるのですが、そんな話はさておき・・

このようにお金の価値を下げるということは借金をしている人にとっては優位に働くものなのです。

まとめると、心配な面はあるが、政府にとっても好都合となります。


まとめ

今回は政治的に「ベーシックインカム」という単語が出始めてきましたので、ベーシックインカムとは?というしてんから、メリットデメリットについて勉強してきました。

今後もこのベーシックインカムは議論される事案だと思いますので、続報がでましらまた記事にしていきたいと思います。

今回の記事では触れられなかった、ベーシックインカムと年金生活者などの視点でも考えることは多いです。

これからは個人の収入と人生100年時代をどうやって豊かな生活にしていくかがポイントになりそうなので、一緒に考えていけたらと思います。

ではでは。

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